【UNDERTALE】色んなハートの詰め合わせ【短編集】 (ページ7)

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△7 素直になる理由が欲しい② (前作、サンズ視点) ページ7

「…何でもない。」

「Hah、なんだそれ。」

「やってみたかっただけ。」

…可愛いやつ。

「…ごめん、うそ。」

「お前さん、
随分とオイラを煽るんだな?」

ホントにコイツは…、
オイラに妙な気持ちと
期待をさせるのが上手い。

「ちがうって！
そんなつもりじゃなくって…！」

「知ってる。」

「…え?」

「そんで、用事って?」

「あ、うん…、あのね…。
…私、週末お休みだからさ……。
どこか出かけたくて…、
で、でも私、方向音痴だし…
1人だと…寂しい…から…。」

…今なんて言ったんだ?
これはオイラに向けて言ってるのか?

それに…、
「…オイラでいいのか?」

「え?」

「大事な休みだろ？それに
オイラじゃなくても他のやつとか…。」

「もしかして、用事…とか?」

「ない…けどさ。」

「それとも、私だから…?」

「なわけない。…悪い。

オイラなんか変だ。」

ため息を吐くと、
ゆっくりとAの頭に手を置いた。

「お付き合いするぜ、お嬢さん?」

「…え、いいの…?」

情けない男だ。
相手から誘われるのを待ってるとか…な。

「オイラもちょうど暇だったしな。」

「あ、ありがと…！」

「んで、どこに行きたいんだ?」

「んえっと…、
サンズさんがよくパピルスと
行くところがいいかな。

地上にいても、お仕事で
お散歩とか出来なかったから。」

「あいよ。」

その時、下のドアが開く音がした…。