【UNDERTALE】色んなハートの詰め合わせ【短編集】 (ページ6)

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△6 素直になる理由が欲しい① (前作、サンズ視点) ページ6

【前作
“恋話②”～“素直になれない”より】

用事から帰ってくると、
この時間には珍しいやつが部屋にいた。

「今日ははやいんだな。」

「…っ！サンズさん…！」

驚いたのか、勢いよく頭を上げた。

「あ、アズゴアさんが…
はやく、帰してくれて…。」

「そいつはよかったな。
パピルスも夕飯が一緒に食えるの
楽しみにしてたし。」

「あー、
あとで謝っておかないとね…。」

やっと休みなのか…。

「…なぁ、次の休みっていつだ?」

無意識のうちにそう聞く自分。

「あー…、ほら、ちゃんと
休んでるのかって思ってさ。」

何を考えてるんだ、オイラは。
今、何を考えて…。

「あ、う、うん！
次の週末休めって言われて…。」

週末か…。まぁ、休めるならそれで。

「そっか。ならゆっくり休めよな。」

「うん…。」

妙な空気が自分の部屋を包む。

「あ、あのさ…、パピルスって
今どこにいるかな。」

「あー、多分アンダインの家。
フリスクと集まって
遊んでるんじゃないか?」

「そっか～、遊びに行ってるのか～。
なら、そろそろ帰ってくるかな。」

「だな、時間的にもそろそろだ。」

「…うん。あっ、あの、さ。」

「ん?」

見るからにAは何かを言いたげだった。
その発せられる言葉に
何故か期待している自分。