【UNDERTALE】色んなハートの詰め合わせ【短編集】 (ページ2)

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★2 Happy＆Friend② (キャラ) ページ2

「よーし、今からデートするか。」

突然サンズがそう言い出した。

「えっ！？急に？！」

「なら、僕も。」

一人で行かせるわけないだろう。
今日は妙に2人だけにさせたくない。

あぁ、彼女の隣はアイツだ。
無理なのはわかっている、だからこそ
抗って嫌がらせしてやる。

「え、キャラも？！」

「勿論。普段は僕とデートなど
出来ないからいいだろう？
あの骨とはいつでもできる。」

「おい、いつでもできるとはなんだ？？」

サンズがいよいよ
怒りをあらわにしてきた。
面白くなってきたな。

サンズの後ろの壁にナイフを投げ、
突き刺して挑発してみた。
サンズも骨を投げ僕の壁に刺し
挑発し返した。

どうやらお互い譲る気はないらしい。

「んもー、ほんと仲良くしてよ…。
今日は3人で出かけよ？ね…？」

Aの声は先程より小さく、
寂しそうだった。

サンズが怒るのは面白いが、
Aの悲しそうな顔は面白くない…。

悔しいが、サンズも同じ気持ちなようだ。

「…今日だけな。」

「ありがとサンズ！！」

そう言って彼女はサンズにハグをする。

「おう…。」

まぁ、ハグは気分が悪いが
いいだろう。
本当はAと、が良かったが
2人だけにしないという
目的は果たしている。

「ハグは僕にもしてくれるのか？」

その言葉を聞いてAは一瞬
サンズと目を合わせた。
そしてそっと僕にハグをした。

この感覚は…、懐かしいな…。

「ハハッ…、
Aは本当にずるいやつだ。」

僕はハグをされながら
自分の目線の先にいる
アイツに満面の笑みを見せてやった。
イライラしているようだが、
攻撃するのを我慢しているらしい。
いい気味だ。

「さーて、どこいこうかな…。
最近できた商店街にでも行こうかな？」

「それなら、それなら僕が案内しよう。」
「よし、ならオイラが案内するぜ。」

言葉を発した相手をお互い睨む。

「はいはい、仲良しだねー！？」と
Aが視線の盾になる。

「あっ、でも今日出かけるのには
遅いから明日にしよっか。
キャラ、今日泊まる？」

「はっ！？」と驚きを隠せないサンズ。
「本当にいいのか？僕は嬉しいが？」と
嬉しさを隠せない僕。

「その割にはキャラ、
表情が変わってないよ…！」と笑う。

「あれ、結構喜んでいるのだが。」

その後サンズを納得させているA。
暫く頷かなかったが、
彼女が耳打ちをした途端表情が変わり
すぐに了承した。

何を言ったのか…。