本音３３ ページ49
・
翔さん、ニノ、俺のスリーショットが終わり一旦場を離れる。
その時も2人より先に歩いてると、すげえ勢いで横に並ばれた。
翔「松潤」
潤「…」
翔「おかえり」
潤「え…、いや、」
和「ジャケ写に載るってことは、コンサートにも出るってことで」
潤「や、ちょ…、」
楽屋に戻ると大野さんと相葉さんがのびのび寝転んでた。
翔「俺は松潤を拒否した覚えもないし嫌ったこともない」
和「あ、俺もね」
翔「ただ、松潤がやって欲しいこととか何考えてんのかよく分からないことはある」
潤「…」
翔「そういう時は言ってくれよ。思ってることそのまま打ち明けてくれよ」
潤「…」
雅紀「松潤っ、俺らは家族のようなものじゃん！」
相葉さんが起き上がる。
大野さんも同じタイミングでのっそりと上半身を起こした。
智「まつずん、自信持て」
潤「…」
智「俺らのこと羨んでるんだろ？」
潤「…」
智「4人に比べてまつずん自身には何もない、だから劣等感を感じてる」
潤「…」
その通りだよ。
羨ましいんだよ…、みんなの才能が。
翔「…黙んなって、」
潤「大野さんの言う通り。嵐としてやっていくために必要なことが俺には何もない」
みんなが黙る。
潤「俺さ、みんなのコンサートをプロデュースするよ」
それなら、相葉さんが言った穴も埋まる。
4人で仲良く……
・
和「だったらさ、5万5千人幸せにしてやるよって、誰が言うの」
潤「…」
和「円陣組んだ時、誰が士気高めてくれんの」
潤「…」
和「潤くんが辞めるなら、俺も辞める」
雅紀「ニ…っ」
叫びそうになった相葉さんを、大野さんがスッと止める。
翔「そうだな、4人になったら嵐としての目標も砕け散ったようなもんだ」
智「んぇ〜俺ニートかあ…」
雅紀「お、俺は…千葉に帰ろう、かな」
潤「…そんなの聞きたくねぇよ」
和「俺も聞きたくない、潤くんの口から辞めるって言葉」
跡形もなくなった嵐。
そんなの…、そんなの…。
潤「…嫌、だ」
ずっと存在し続けて欲しい。
存在し続けたい。
みんなが立って手を繋ぐ。
俺の手を翔さんが握る。
智「俺らの名前は、何だ？」
雅紀「せーのっ」
堰き止めてた涙がボロンっとこぼれ落ちた。
繋いでた手が上に持ち上げられた。
・
智「おかえり」
俺の居場所は…ここだ。
・
fin.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 393人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わんだー - はじめまして！ 潤くんの居場所が戻って来て良かったです。°(´▽`)° 。読み終えたけど何度も何度も読みたい作品です…！！感動しました！嵐さんの絆の深さが表現出来てると思います！また、読み返します！ (2017年5月21日 22時) (
レス) id: 39877dc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - 感動して涙しながら読みました (2017年5月18日 22時) (レス) id: 64fcb755e9 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - わたし、デジタリアンコンサートアリーナで参戦しました(´・ω・｀)嵐のコンサートは初めてだったのですごく嬉しかったです。これからも嵐のパワーで私たちに元気を与えて欲しいと思ってます。素敵な作品ありがとうございました、 (2017年5月18日 22時) (レス) id: 64fcb755e9 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 初めてのコメント失礼します。泣きました。ツクールに通い初めて１年。初めてこんなに泣きました。切ない。苦しい。潤くんファンの私。フィクションと知りながらも、うん。うん。わかる。と思ってしまいました。いつもは読み逃げで失礼してます。すみません。 (2017年5月18日 18時) (レス) id: 20ff82e6d2 (このIDを非表示/違反報告)
りっぽん - 初めてこの作品を見たものです。この作品を最後まで見たい！と強く思います。お時間があれば最後まで書いていただきたいです！！ (2017年4月16日 17時) (レス) id: 374a3c17fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：◯
| 作成日時：2014年8月15日 7時
