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目が覚めると、まだ美優は眠っていた。
何だか今日は、いつもと違って凄く良く眠れた気がする。
頭もスッキリしてるし。
俺が、スマホを見ようと手を伸ばした途端に、美優も目が覚めた。
マ：「おはよう。」
佐：「おはよう。」
何気ないおはようだけど、最初に美優に言うのさえ嬉しく思う。
それ位、俺は美優に夢中なんだろう。
＊＊＊＊
昼過ぎに美優を家まで送った後、企画の買い出しをしてると、高校時代の友達に会った。
友：「おう。久しぶり。」
マ：「懐かしいなぁ。」
友：「すっかり有名人になってしまったな。」
マ：「それ、佐久間も言ってたけど、そんな事ねぇよ。」
友：「お前、佐久間と会ってんの？」
マ：「あぁ、この前バッタリ会ってさ。同じ事言われた。」
友：「アイツまだ仮面の女やってんの？」
マ：「仮面の女？」
友：「中学の時から笑わなくなって、冷たい顔してるから仮面の女って呼ばれてたの。」
マ：「佐久間が笑わないのって中学の時からだったんだ。」
友：「アイツ、女子からイジメられてて。何か、家族関係も良くないみたいでさ。それから笑わなくなったみたいだぜ。」
マ：「そうなんだ…」
友：「まっ、お前忙しいと思うけどさ、また皆で遊ぼうぜ。ダーマも呼んでさ。」
マ：「そうだな。また連絡するよ。」
友：「じゃあな。」
やっぱり、人間関係か…
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作者名：ちゃぴこ | 作成日時：2019年12月7日 22時
