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母親は帰っていった。
美優は立ったまま俯いている。
マ：「美優、大丈夫？」
佐：「ゴメン。マサイくんも今日は帰ってもらえない？」
久々に、マサイくんって言われたな。
表情は変わらず無い。
マ：「側にいちゃ、ダメ？」
佐：「ゴメン…」
俺は、言われた通り家に帰った。
美優にメールしたけど、その日は既読も付かなかった。
翌朝目覚めてすぐに確認しても、既読にならず。
今日は急遽ミーティングが入った。
美優の事が気がかりだけど…
シ：「…マサイ？大丈夫か？」
マ：「えっ？…あぁ。」
モ：「具合悪い？」
マ：「ゴメン。大丈夫。」
今日のミーティング、本当に身が入らなかった。
シ：「マサイ。ちょっと良いか？」
ンダホに車で送って貰って、部屋に戻ろうとした時にシルクに呼ばれた。
マ：「あぁ。俺ん家？」
シ：「どっちでもいい。」
シ：「唐突だけどさ、何かあった？」
マ：「ちょっとな…」
シ：「聞いてもいいか？」
俺は、美優と母親のやり取りを話した。
シ：「そんな事があったんだな。」
マ：「悪い。仕事に支障をきたすのは良くないな。」
シ：「まぁ、そうだけどさ。美優、大丈夫かな。」
マ：「せっかく、無感情や人間不信が和らいできたのにさ。その話されてから、昔みたいに表情が無くなって、俺の呼び方も“マサイくん”に戻ったし…メール送っても、既読付かねぇし…」
シ：「せっかく感情が出てき始めたのにな。俺も美優に事は心配だから、俺に何か出来る事があれば言ってな。」
マ：「サンキュー。」
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作者名：ちゃぴこ | 作成日時：2019年12月7日 22時
