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ダ：「へぇー、佐久間元気してるんだ。」
マ：「うん。カメラ興味があるみたい。」
ダ：「おっ、マサイと気が合うんじゃねぇ？」
マ：「一応連絡先交換はした。…やっぱり、笑わないんだよな。」
ダ：「そう言えば、昔マサイ言ってたな。笑った所を見た事無いって。」
そんな会話をしていると、佐久間さんからメールが。
“この前教えて貰ったのを踏まえて撮ってみました。”
そう書いてあって、１枚の写真が。
綺麗だな。
純粋にそう思った。
マ：「でもさ、何で笑わないんだろう。この前会った時も、楽しくない訳じゃ無さそうだったのに。」
ダ：「気になってるんだ。佐久間さんの事。」
マ：「不思議だよな。」
ダ：「いっその事本人に聞いてみたら？」
＊＊＊＊
佐：「ゴメン。待った？」
マ：「ううん。ちょっと早く来て、編集してたの。」
佐：「大変なんだね。」
マ：「まぁ、好きでやってるから。あっ、何飲む？」
俺は、佐久間さんをとあるカフェに呼び出した。
写真を一緒に撮りに行こうって。
佐久間さんのコーヒーを頼んで、カメラの話をした。
マ：「じゃあさ、風景が綺麗な所あるから、今から行く？」
佐：「行きたい気持ちは山々だけど、止めた方が良いよ。」
マ：「何で？」
佐：「二人でいる所を見られて、騒がれたら面倒でしょ？」
そう言って、俺を見つめた。
でも、眼が寂しそうで…
マ：「なぁ、１つだけ聞かせて。」
佐：「何？」
マ：「俺といるの、楽しくない？」
佐：「えっ？」
マ：「佐久間さん、全然笑わないから。今も、寂しそうな眼してる。」
佐：「…マサイさんに久々に会って、話しをして、凄く楽しかった。あれから、いつもマサイさんの事を考えてる気がする。でも、ゴメンね。私…笑えなくなっちゃってるの。」
マ：「えっ？」
佐：「笑い方を忘れちゃったみたい。ゴメンね。気持ち悪いよね。」
口角を少し上げたけど、凄く寂しそう。
マ：「気持ち悪くねぇよ。俺も、あれから佐久間さんの事ずっと考えてた。別に、二人でいる所をバレたって良いと思ってる。」
佐：「マサイさん…」
マ：「俺が、佐久間さんの笑顔を取り戻したい。」
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作者名：ちゃぴこ | 作成日時：2019年12月7日 22時
