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倒れた ページ49

Masai Side

玄関を開けると、結愛の大泣きな声が聞こえた。

マサイ:「ただいま。結愛、どうした?」
いつもなら、弥生のおかえりって声が聞こえたり、泣きながらも玄関まで来てくれるんだけど。

マサイ:「結愛ちゃーん。」

リビング入ってすぐに座り込んで大泣きしてる。

マサイ:「どうした…弥生!?」
キッチンの所で倒れていて、揺すっても声を掛けても返事が無い。

慌てて救急とシルクに電話した。

シルク:「すぐ行く!マサイは一緒に行け。結愛をみてるから。」


Silk Side

2人がいなくなった玄関の所で泣き続けている。

シルク:「寒いからこっちおいで。」
頑なに動こうとしないし…
そりゃ、不安で仕方ないとは思うけどよ。

モトキ:「たのもぉ〜。って、ここで何してんの?」
シルク:「良い所に来た!」

俺は、全てを話した。
モトキ:「弥生ちゃん大丈夫かな?ママが帰って来るまでお絵描きして遊ぼ。」
結愛:「やー!」
モトキの手を払いのけた。
仕方ないから見守る事にした。

シルク:「もしもし、マサイ?」
マサイ:『悪かったな。迷惑掛けて。』
シルク:「弥生ちゃんは?」
マサイ:『貧血と低血圧。不眠と疲れ。』
シルク:「何だそれ。めちゃくちゃじゃん。」
マサイ:『今点滴して貰ってて、もうすぐ帰るから。』
モトキ:「マサイ?弥生ちゃん話せる?」
マサイ:『話せるよ。』
モトキ:「TV電話にして、弥生ちゃん出して、結愛と話して貰えない?」
マサイ:『了解。』

シルク:「結愛、ママから電話。」
弥生:『結愛。ゴメンね。』
結愛:「ママ…」
弥生:『もうすぐ帰るから、シルクくん達と待っててね。』


それから1時間後、結局玄関から離れる事は無かったけど…
弥生:「ただいま〜。って…ビックリした…結愛何でここに?」
シルク:「ずっとここで待ってたんだぜ。」
弥生:「そっか。ゴメンね、ビックリしたよね。」
弥生ちゃんが抱き上げると、また泣き出した。

モトキ:「おかえり。大丈夫?結愛も怖かったんだろうね。」


弥生 Side

家に帰ってから、シルクくんを始めとして、なんでそんな酷い状態になったかって尋問された。

そして…
弥生:「お手洗い行くだけだから、結愛は付いて来なくて良いって。」
結愛:「やー!」
弥生:「マサイくん助けて。」
マサイ:「俺に体調内緒にして頼らなかった罰だぜ。結愛行ってこい!ww」
弥生:「だから、ゴメンって!」

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作者名:ちゃぴこ | 作成日時:2019年11月5日 18時

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