マサイくんとの未来 (ページ27)

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照れ屋さんページ27

弥生 Side

マサイ：「じゃあ、行ってくる。」
弥生：「行ってらっしゃい。楽しんできてね。」
マサイ：「緊張して楽しめるか分かんねぇけどな。」

アメリカに行くマサイくんを玄関でお見送りしていると、結愛がやってきた。

マサイ：「結愛、バイバイ。」
結愛：「パパ…」

パパがいなくなると思ったのか、泣きそうな声で呼んだ。

弥生：「パパ、アメリカに行くんだよ。皆におめでとうしてもらうの。パパ凄いねー。」
結愛：「パパ、しゅごい？」
マサイ：「じゃあな。」
弥生：「行ってらっしゃい。」

結愛も手を振っている。

マサイくんが行ってしまって数時間はいつも通り遊んでたけど、寝る時間間近になると、元気が無くなった。

結愛：「ママ…」
弥生：「ん？」
結愛：「シュー？(シルク)」
弥生：「シルクくんもパパと一緒に行ったよ。」
結愛：「もーち。(モトキ)」
弥生：「モトキくんも、ンダホくんも、ぺけたんもパパと一緒だよ。」

確かにこの時間はメンバーが集まってる時間だもんね。

私の答えが通じたのか、寂しそうに布団に潜ってしまった。

マサイくんが帰国し、もうすぐ帰り着くと連絡があった。

弥生：「結愛。もうすぐパパ帰ってくるよ。」
結愛：「パパ！」
満面の笑みってこの事を指すんだろうなって言う位笑顔になった。

マサイ：「ただいまー。」
弥生：「お帰りなさい。」
私が玄関に迎えに行くと、私の足の後ろに隠れて少しだけ顔を覗かせてる。

弥生：「何してるの？」
マサイ：「結愛ただいま。おいで？」

マサイくんがしゃがんで結愛を呼んだ。

チラッとマサイくんを見て、また隠れてしまった。
マサイ：「俺、嫌われた？」

弥生：「もしかして…照れてる？」
マサイ：「何で！？」

弥生：「だって、好きな人に会った女の子の顔してない？」
マサイ：「結愛も女の子なんだな。」