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パパじゃない? ページ22

Masai Side

マサイ:「結愛、お出かけするぞ〜。」
結愛:「う?」
マサイ:「寒いから、暖かくして行こうな。」
俺は、結愛に上着とニット帽を着せた。
前に、ザカオが買ってくれたヤツ。

弥生:「本当に良いの?迷惑じゃない?」
マサイ:「シルクも事務所もOKって。衣装合わせだけだから、そんなにかからないけど、薬飲んでゆっくり寝てろよ。」
弥生:「ありがとう。ごめんね。」


迎えに来たンダホの車に乗って、事務所へ。

メンバーが皆いるからか、ママがいなくても愚図る事は無く、今の所ご機嫌な様子。


事務所に着くと、見知らぬ場所と見知らぬ人で、人見知りが発動してしまい、俺に抱っこされて離れようとしない。


会議室に入ると、沢山の衣装が準備されてあった。
スタッフさんとそれぞれ着替え始めた。

マサイ:「結愛、パパ着替えるから、ここに座ってて。」
床に結愛を下ろそうとしたけど、離れようとしない。

モトキ:「結愛、俺の所においで。パパ着替え終わるまで一緒にいよ。」
モトキが結愛を抱きかかえた。
結愛は大人しく抱っこされてる。
モトキ:「マサイ、先に合わせてみてよ。俺、終わったらするから。」
マサイ:「ありがと。」


和服に着替えて、スタッフさんに長さ等を調整してもらった。
今回の衣装、カッコいいな。

試着も終わったから、もう着替えて良いんだけど、結愛に見せたくて和服のままモトキと結愛の元へ。

マサイ:「モトキ、ありがとう。結愛お待たせ。モトキ着替えるから、パパの所においで。」

結愛は俺の方を見た途端、泣き出した。

モトキ:「結愛どうしたの?パパの所に行っておいで。」
モトキが俺にパスすると、さっき以上に大泣きし始めた。
慌ててモトキに戻す。

シルク:「どうした?」
シルクも和服のまま俺らの元へ。

マサイ:「分かんねぇ。俺が抱こうとしたら、大泣きされた。」
シルク:「結愛、どうした?俺の所来るか?」
シルクが抱こうとすると、また大泣き。

その後、他のメンバーが抱っこしようとしても、大泣き。

モトキ:「もしかしたら、衣装が怖いんじゃない?」
モトキ以外は和装で、モトキはいつもの服。

俺は、慌てて私服に着替えて、結愛の元へ。
マサイ:「結愛、着替えたぞ。おいで。」
今度は、俺の方を見て手を伸ばしてきた。
抱きかかえても泣く事無かった。

シルク:「いつものパパじゃなくて怖かったんだな。」
マサイ:「カッコいい姿見て欲しかったのに…」

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作者名:ちゃぴこ | 作成日時:2019年11月5日 18時

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