マサイくんとの日常 (ページ11)

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【Reverse story①】二度目の告白ページ11

～もし、前作「マサイくんとの日々」のエンディングが違っていたら…～

Masai Side

弥生：「ねぇねぇ、どこ行くの？」
マサイ：「楽しみにしてて。」
今日は、久しぶりのデート。
ずっと思ってたんだけど、この前のすれ違いが引き金で行動する事に決めた。

車に乗って着いた所は、ショッピングモール。

弥生：「ここ、懐かしいね。久々に来た。」
そう、ここは俺らが告白する直前に来た場所。
マサイ：「だな。ンダホの誕生日プレゼント買いたくてさ。」
弥生：「もうすぐだもんね。」

洋服を見て回って、ンダホのプレゼントのリュックも購入。
でも、ンダホには申し訳ないけど、これはただの口実。

弥生：「ここでキーケース買ったんだっけ。」
マサイ：「これだろ？もうボロボロになってきたし、新しいの買うか。」
弥生：「うん！」
新しいキーケースを二つ買った。今度は二つとも同じ青色。

夜になって、また車で移動。

弥生：「ここもじゃん！今日どうしたの？」
マサイ：「覚えてた？たまにはこんなデートも良いかなと思って。」
弥生：「もう２年前か…懐かしいね。」
弥生は当時立ってた海辺の柵に駆け寄って行った。
そこに立つ姿は、２年前と変わらない。

スマホを取り出して、その姿を撮った。

弥生：「あっ、今撮ったでしょ？もー、いつも不意に撮るんだから。盗撮だよｗｗ」

マサイ：「ゴメンてｗｗ」

弥生は柵に寄りかかり、海の方に向いた。

俺は、後ろからハグするような感じで柵を掴んだ。
弥生は小さいから、簡単に収まる。

マサイ：「弥生。結婚しよ。」
弥生：「えっ…」
マサイ：「俺と…一緒に居て欲しい。」
弥生：「…うん。」
コクリと頷いてくれた。

弥生は反転して、俺の方に向いた。
弥生：「嬉しい。これからもよろしくお願いします！」

本当に嬉しそうに笑ってくれた。
この笑顔が大好きで、この笑顔をずっと守るから。