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ボールの音 ページ27
東峰side
マネージャーくんは走り去ってしまった…
日向くんも影山くんもマネージャーくんも
色々言ってくれたけれど、
やっぱり、バレー部に戻る勇気なんてない。
日向くんが言っていたことも凄くわかる
すごく知っている感覚だ。
影山くんが言っていたこともそうだ。
でも、鷹凪? マネージャーくんが話したことは
俺が思っていたことじゃなかったな…。
てっきり、説得でもしに来たのかと思ったんだけど……
それに、バレーから逃げたって。
あの子の言葉はすこし胸に響いたな……。
なんて思いながらとぼとぼと帰る。
ｷｭｷｭｯ
ﾀﾝﾀﾝ
ﾀﾞﾝｯ
早いなもうボールの音が…
「うるせぇ わかってんだよ」
そんな声が聞こえたと思えば
目の前で凄いスパイクが決められる
日向くんが言っていたことはこれなんだ…
「おっしゃ!対音駒戦も速攻決めるぞォーッ」
え？
ネコ？ 音駒!?
あの音駒と試合ーー!!?
澤「ＧＷ最終日に練習試合なんだ」
東「!?」
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作者名：一ノ瀬 | 作成日時：2023年3月5日 20時
