【HQ】もう何もするつもりはなかった。【男主】 (ページ26)

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付きまとわれるエースページ26

翌日の放課後

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

授業終わりのチャイムがなり
終わりのホームルームも終わりを告げたあと

俺は3年生エースの元に急いで向かっていた。

エースの話を聞いてから翔陽たちが
エースに会いに行ったりしたということを聞いたので
せめて、俺が友達としてマネージャーとして
謝罪をしに行こうと。

3年生の棟? 階に着いた時
校舎から中庭の方へ出ていく姿が見えた

『あの!!バレー部エースの東峰さんですか!?』

東「!!あ、あぁ、東峰だけど、どうかしたかな…？」

『バレー部マネージャーになりました。鷹凪です。
今日の休憩時間は日向と影山がご迷惑を…』

東「いやいや、全然大丈夫だよ。
凄く元気な子達だったね、
バレー部が増えたみたいで嬉しいよ」

『はい！
あの、翔陽達にも言われたと思うんですけど…。
バレー辞めるんですか…？』

あんなに頼られているのに、バレー部を辞めるのは
もったいないと思って声にしてしまった。

東「……俺は、エースじゃないし」

東峰さんがそう思っていても

『俺は、翔陽達に言われたような事言うつもりも
バレー部に戻そうとも思ってないです。
ただ、菅原さんとか先輩達の話聞いたり見たりしてると
東峰さんの気持ちも菅原さん達の気持ちも凄くわかるんです。
皆の迷惑になる怖さも、戻ってきて欲しい気持ちも。
それに、先輩たちも皆東峰さんのこと、
エースだって頼りにしてて
戻ってくるの待ってましたよ。
まぁ、バレーをすることから逃げた俺が色々言えることじゃないんですけど…』

東「あぁ…、気持ちは嬉しいよ」

『俺、翔陽達の謝罪するつもりで来たのに…。
長々とすみません。嫌なら大丈夫ですけど、
悩むなら部活を覗いてみるのも手ですよ。
みんな待ってますから!
それじゃ、偉そうにすみません！さようなら！』

東「…あ、」

東峰さんは結局、そんなに喋らなかった。
俺が、逆に地雷を踏んでしまったか…。

俺が余計な事いっぱい言っちゃっただけだな…
謝りになんて言っておきながら…。

なんて思いながら走って部活に戻った。