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レイ「...シスター回収完了、
皆サンアリガトウゴザイマス。
サテ...シエルサンノ救助ヲシマショウ...。」

シスターの周りが囲うように光った。
するとシスターはデータチップに姿を変えた。
十字架が入った黒の美しい
データチップだった。
3人はどうやら罪悪感を
感じたようだ、黙っていた。
レイは平然としている。
何故なら他人に対する感情が
欠けているから、
レイはシスターのことをあまり知らない。
そもそもレイがいつから
管理者なのかも分からないのだ。
レイは釘を解除し、
シエルはその場に座った。

シエル「はぁ...助かりました...。
人が来なければ、私は
ここにずっといたのかもしれないですね...。」

らて「...立てますか?」

らてはシエルに手を伸ばしてそう言った。
シエルは手を掴み立ち上がった。
あすてぃるはずっと黙ったままだ、
レイは殴られたところを
触り、ボソッと

レイ「...マタアソコニ
行カナケレバイケマセンネ...。
何十回モ行ッテルヨウナ...。」

呟いたのをハッキリと聞いた。
らてはシエルの
ボサボサな髪を手櫛で直していた。
あすてぃるはおかりんに

あす「...おかりん、
レイってさ...一体何者だと思う...?」

おかりん「...いきなりどうした...?
まぁ...あんまり良いような
イメージはないかな...
管理者とはいえ、何だか
怪しいと思うけど...。」

あす「...そうか
じゃあさ、おかりん
この事件の発端ってなんだろうね」

おかりんはあすてぃるの
言葉をおかしいと思った。
元々はゲームエリアからの事件が発端だった。
それをレイの仕業だと
言いたいのだろうか、
おかりんはあすてぃるに

おかりん「さぁね...
少なくとも「レイのことを
恨んでいる人物の犯行」だと思うよ。」

するとどうやらバグ潰しができたようだ。
周りがどんどん本来の
ショッピングエリアに戻ってきた。

レイ「...デハ、戻リマショウ。」

レイがそう言うと皆は
着いて行った。

とげ「...?」

とげが後ろを見ると、
1輪の白い花が伸びていた。
その花はまるで涙を流すように
花弁から水が垂れた。

とげ「...フロメスの花言葉
「感謝の気持ち」か、
妙にこだわる演出だね。シスター。」

そう言ってレイ達のところへ
歩いていった。

_________________
【フロメス】
クロノスに咲いている白い花。
花言葉は「感謝の気持ち」
(この花はフィクションです)

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作者名:屍人 | 作者ホームページ:http://kurokotan  
作成日時:2017年8月21日 12時

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