38話 ページ42
「え?ベルモットに気をつけろって?なんでよ。」
降「なんでもだ。もしかしたら、ミステリートレインのときに顔を見られたかもしれないからな。」
ため息をつきながら恐ろしいことを言う零に、私は震えが止まらなかった。
組織の中でも、ベルモットとはそこそこ仲良くしていた。
でも、ベルモットも組織の人間だ。
私のことを見つけたなら・・・始末をしに来るだろう。
あのときも・・・そうだったのだから。
不安でいっぱいになった私を見た零は、私に微笑んだ。
降「大丈夫。俺がなんとかする。」
その言葉に安心しながらも、やはりどこかで殺されてしまうかもという不安を煽った。
_________________________________________
バーボンSide
バ「ベルモット、どういうことですか?ミントを始末しないって。」
ベ「そのままの意味よ。彼女は私のお気に入りだから。殺すのは惜しい。ジンにいちいち報告する義理もないしね。バレてないならそのままでいいわ。だから・・・守ってあげなさいよ?バーボン。」
そのベルモットの言葉に、思わず苦笑する。
あぁ、もうバレてしまっているようだ。
でも、ミントを始末しないのは予想外だった。
バ「彼女のこと、そんなに気に入ってましたっけ?」
すると、ベルモットは鼻で笑って、「あなたが思っているより気に入ってるわよ?」と言った。
100人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もなか | 作者ホームページ:http://hp/Aaar
作成日時:2024年1月24日 21時