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 33話 ページ36

二人で盛り上がる中、一人、会話についていけない者がいた。

 コ「薄々わかってたけど・・・Aさんって組織の仲間なのか?」

まるで確認するかのように言うコナンくんに苦笑いを浮かべながら、私は頷いた。

「そうよ。何故コナンくんが組織の存在を知ってるのか気になるけど・・・色々訳がありそうだし、聞かないでおいてあげるね。」

そう言うと、コナンくんは微笑んだ。

 コ「そうしてくれると助かるよ。・・・で、Aさんは味方ってことでいいのかな?」

私は再び首を縦に振った。

「コナンくん、君はどこまで知ってるのかな?昴のことも、安室さんのことも全部知ってるの?」

 コ「まあね。でも、よかったよ。Aさんが味方で。もし敵だったら、安室さんとかAさんについてっちゃいそうだもん。味方なら安心だね!」

コナンくんの言葉に思わず笑ってしまう。

すると、シェリーが口を開いた。

 灰「私は今、灰原哀として生活をしているわ。そして今も組織に狙われている・・・そこであなたにお願いがあるの。今度乗るベルツリー急行・・・通称ミステリートレインに私達と乗って、私達に協力してほしいの。」

真剣な表情で話すシェリーに私は戸惑った。

一応私も組織から狙われている身だし、もしかしたら私の立場も危うくなるかもしれない状況に少し考えてしまう。

でも、シェリーは私の大切な友達だし、守ってあげたい・・・。

「わかった。協力する。」

私がそう言うと、コナンくんとシェリーは安心したように微笑んだ。

よし、やってやろうじゃない!

ベルツリー急行やらに乗って、組織の連中をギャフンと言わせてやる!!!

そう決心して、憎きあいつ・・・ジンの顔を思い浮かべた。

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作者名:もなか | 作者ホームページ:http://hp/Aaar  
作成日時:2024年1月24日 21時

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