29話 ページ32
せっかく日本に帰ってきたんだから、久々にあそこに行こうかな。
急に頭に浮かんだ、大好きだったお店・・・ポアロに久々に向う。
零・・・安室さんとも会いたいし、ちょうどいいや。
私はルンルンしながらポアロに向かった。
安「いらっしゃいませ!・・・って、Aさんじゃないですか!お久しぶりです。」
「久しぶりですね、安室さん!コーヒーとハムサンドをお願いします。」
ポアロにつくと、安室さんが優しく出迎えてくれた。
降谷零のときも、バーボンのときもかっこいいけど、安室透のときってすごく優しい王子様みたいな感じで結構好き。
まぁ、一番は素を出してくれるときだけどね。
変にキャラをつくらないで、ありのままで話してくれる零が一番。
そんなことを考えながら、運ばれてきたコーヒーを一口飲む。
あぁ・・・おいしい。
安「そういえば、今までどこにいらっしゃったんですか?長い期間ポアロに来なかったので、心配してたんですよ?」
安室さんが不思議そうに言うのをみて、私は苦笑いをする。
「あぁ、海外に行ってたんですよ。アメリカに。心配かけてすみません。」
そうそう、学校通えてなかったから、英語全く話せなくて、秀一に迷惑かけちゃってたなぁ・・・。
お客さんも少なかったので、二人で仲よく談笑しているとコナンくんがやってきた。
コ「あぁ!Aお姉さんだ!久しぶりだね!」
そう言いながら駆け足でこちらに近寄ると、私の隣りに座った。
コ「僕、Aさんにずっと会いたかったんだよ?昴さんに聞いて、急いで来たんだからね!」
「ごめんね、色々忙しくて・・・でも、その理由も昴から聞いてるんじゃないの?」
すると、コナンくんは首を横に振った。
コ「ううん、Aさんのことは聞いても教えてくれなかったんだ。本人から聞いてって言われてさぁ・・・。」
「でも、なんとなく予想はついてるんじゃない?」
この子が普通の小学生じゃないことぐらいもうわかってる。
案の定、コナンくんは苦笑いを浮かべながら首を縦に振った。
コ「まぁね。でも、組織の人間でなにかがあって今は組織から逃げている・・・ってことぐらいしかわからないよ。安室さんや昴さんとの関係はあんまりよくわかってない。」
本当だろうか。
問い詰めてやりたい気持ちもあるが、別に害はないしいいかとあまり気に留めることはなかった。
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作者名:もなか | 作者ホームページ:http://hp/Aaar
作成日時:2024年1月24日 21時