3話 ページ4
問題だったのは・・・バーボンに送ってもらうことだった。
バ「ミント・・・でいいんでしたっけ?どこまで送りましょうか?」
「アジトまでお願いします。」
何故かバーボンに対して苦手意識があるのは、キャラが似てしまっているからだろうか。
バ「アジトに住んでいるんですか?」
「はい。中学の頃から・・・。」
グイグイ質問してくるバーボンに、丁寧にキャラを崩さないように答える。
バ「失礼ですが、今はいくつなんですか?」
「高校3年生で、まだ誕生日は来ていないので17歳ですね。バーボンは?」
バ「何歳に見えます?」
うわぁ・・・めんどくさい返し。
見た感じ、25歳とかだけど、こうやって返してくるってことは、若く見られたいからってことだよね?
そう思いながら、恐る恐る答える。
「そうですね、23歳くらいですか?」
バ「残念、29歳です。」
思ってたより、歳いってた・・・。
こんな感じで談笑していると、目的地までもうわずかとなった。
その間、バーボンはとにかく質問攻めで、とても肩身が狭かった。
まるで・・・警察や、探偵に追い詰められる感覚。
早く逃げたい・・・。
すると、アジトについたので、急いで車を降りる。
「ありがとうございました。それではまた任務のときに。」
そう言って、急いでその場から離れる。
バーボン・・・なんか怪しい。
そう思いながら、私は部屋に戻った。
このときの私からは考えられなかっただろう。
これから黒の組織であるバーボンと恋に落ちてしまうことを・・・。
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作者名:もなか | 作者ホームページ:http://hp/Aaar
作成日時:2024年1月24日 21時