２１話 ページ24
バ「・・・顔色が優れないようですね。また徹夜ですか？」
「・・・バーボンは、なぜジンと仲が悪いんですか？」
バーボンの愛車であるＰＸ−７に乗りながら、私達は任務に向かっていた。
「大丈夫ですよ。ここには盗聴器もありませんし、持ってきてもいません。本音を言ってくれて構いませんよ。」
私がそう言うと、バーボンは笑って言った。
バ「僕はどうしてもジンを好きにはなれない。そもそも、警察官が犯罪者と仲良くしろ・・・だなんて無理な話だ。あいつとはどうも気が合わないしな。」
確かに、と納得してしまう。
冷酷な犯罪者と、正義の塊の警察官が仲良くできるはずないか。
すると、バーボンは思い出したかのように口を開いた。
バ「そういえば、最近、ジンたちの様子がおかしいような気がするんだが、何か聞かされてないか？」
そのバーボンの言葉に、ジンに頼まれていたことを思い出したが、私は言わないことにした。
この件は・・・私がなんとかする。
こうして、私はずっと考えていたあの作戦を実行することにしたのだった＿＿＿＿。
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ジ「で、結果は？」
「シロです。いくら調べても、彼の情報は同じものしか出てきませんでしたから・・・。」
いつものバーで、私はジンに結果を報告する。
だが、ジンはあまり納得せず、
ジ「そんなはずはねぇ。あいつは絶対にＮＯＣだ。もう一度調べなおせ。」
と言った。
「だから、違うものは違うんです。それとも、私が調べた情報が間違ってると言いたいのですか？」
ジ「・・・もういい。」
あぁ、めんどくさい。
一刻も早くこの男を殺して、こんなくだらないことで悩まなくてすむようになりたい。
私の心は自由・・・か。
あのときのバーボンの言葉を思い出しながら、私は必死にジンのご機嫌取りをしたのだった。
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作者名：もなか | 作者ホームページ：http://hp/Aaar
作成日時：2024年1月24日 21時
