復讐の中の甘い恋 (ページ3)

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　２話ページ3

あっという間に夜になり、日中に仕事を終わらせた私は、いつものバーに行く。

本当は私は未成年だから、飲酒はだめだから、なるべく飲まないようにしないと・・・。

お店のドアを開けると、私に気付いたベルモットがお酒を頼んだ。

　べ「・・・彼女にモヒートを。」

モヒートは爽やかな味のお酒で、私のコードネームであるミントジュレップのミントがアクセントとなっているお酒だ。

まぁ、ミントジュレップほどモヒートは度数も強くないし、未成年の私でも頑張れば飲める。

少しほっとしながら、カウンター席・・・ベルモットの隣りに座った。

　ジ「ミント、遅かったじゃねーか。」

「すみません・・・。中々仕事が片付かなかったもので・・・。携帯も充電が切れてしまって。」

素直に謝る”演技”をする。

私が素直に謝ったからか、ジンは機嫌を直し、口を開いた。

　ジ「まぁいいさ。それより、新人の紹介をしなくちゃなぁ。」

ニヤリと薄気味悪い表情をしたジンは、端っこの方に座っている３人組を指さした。

　ジ「おい、ミントに挨拶しろ。」

すると、一番最初に反応したのは、金髪の人だった。

　バ「初めまして、僕はバーボンといいます。」

　ス「僕はスコッチ。」

　ラ「俺はライだ。」

それぞれが一言ずつ話して、詳しい紹介をベルモットがしてくれる。

　べ「バーボンは情報処理などが専門・・・貴方と似たような感じね。スコッチはその時次第ね。多いのはターゲットを始末することかしら。ライは狙撃手よ。まぁ、それなりにみんな優秀よ。特に貴方と関わりそうなのは・・・バーボンかしら。仲良くしときなさい。」

あぁ、あの金髪の・・・。

思わず視線をバーボンに向けると、目があってしまう。

　バ「・・・よろしくお願いします。」

「えぇ、こちらこそよろしくお願いします。何かわからないことがあったら何でも聞いてくださいね。」

　ジ「挨拶はそこまでだ。」

私達が挨拶を交わすと、ジンはグラスを置きながら言った。

　ジ「次の任務だが・・・バーボンとミントは情報収集、そして、計画の伝達。ベルモットとスコッチでターゲットを始末する。」

早速任務か・・・。

少し新入りを憐れみながら、お酒を飲み干す。

　ジ「今回は新入りのテストみたいなもんさ。ライとキャンティはベルモットたちが失敗したとき用に、狙撃ポイントで待機・・・まぁ、一連の流れはこんなもんだな。」

その後は任務についてやお酒をそこそこ飲み、解散となった。