17話 ページ20
あれからバーボンの顔をまともに見れなくなった。
なんかドキドキして・・・うまく息ができないっていうか・・・。
ついにバーボンのこと嫌いすぎて、なんかの症状が出たのかな・・・と私は思っていた。
ベ「それって・・・恋じゃないの?」
いつものバーでベルモットと二人で仲よく飲んでいるとき、私はふと、悩みを打ち明けてみたのだった。
ベ「特定の男性を見て、ドキドキするなんて・・・そんなの、その人のこと好きってことなんじゃないの?というかそれ、バーボンのことでしょう?この前のパーティーのときにでも何かあったの?」
さすがハニートラップのプロ・・・何でもお見通しのようだ。
私は諦めて、すべてを打ち明けることにした。
「えぇ・・・知らない男に絡まれたとき、バーボンが助けに入ってくれたんだけど、そのままダンスを踊ることになったんです。そのときのバーボンが・・・なんか・・・。」
ベ「私はいいと思うわよ。なんだかんだ言っても貴方達、仲いいみたいだし、お似合いよ?NOCじゃない限り、殺される心配もないしね。」
そう言って微笑むベルモット。
はぁ・・・私ってバーボンのこと好きになっちゃったんだ・・・。
「今まで、本当にバーボンのこと嫌いだったのに・・・。なんででしょう。」
すると、ベルモットは鼻で笑い、
ベ「そんなものよ、恋なんて。まぁ、頑張りなさい。」
そう言ってベルモットは帰っていった。
はぁ・・・とりあえず、バーボンに一度会ってみるか・・・。
明日の予定を確認して、私はお店をでた。
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作者名:もなか | 作者ホームページ:http://hp/Aaar
作成日時:2024年1月24日 21時