13話 ページ16
「ライ、どういうこと?NOCとバレたって・・・。」
ラ「あぁ、しくじってしまった。」
タバコを吸いながら、平然としているライに、腹が立つ。
もしかしたら殺されるかもしれないのに・・・。
ラ「もう対策は考えてある。大丈夫だろう、あの坊やもいるしな。」
「坊やって!?誰のこと?」
すると、ライは吸っていたタバコを、灰皿に押し付けた。
ラ「あの坊やとはもう会っているはずだ。」
そう言って、ライは任務に行ってしまった。
ライが殺されてしまうのは正直、嫌だ。
なんだかんだいって役に立ってたし、助けてもらったことも何度かある。
組織の中でも結構仲良かったしなぁ・・・。
だからといって、私一人でライを助けられるかと言われると・・・う〜ん。
スコッチ助けたときもライがいたし・・・。
やっぱりさっきライが言ってた「あの坊や」というのを探すしかないか。
私もあったことあるって言ってたけど・・・最近子供にあったところなんて・・・・あっ。
心当たりがあるところが一つだけあった。
私は急いで荷物をまとめて、目的地へと足を運んだ。
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梓「いらっしゃいませ!・・・って、Aさん!お久し振りですね、カウンター席にどうぞ!」
ポアロにつくと、店員さんである梓さんが笑顔で迎えてくれた。
お客さんは私以外にほんの数人・・・その中に子供、男の子はいなかった。
もしかして、無駄足だった?
そんなことを考えながら、私は席につき、アイスコーヒーとハムサンドを頼んだ。
梓「ハムサンド、美味しいですよね!今日は安室さんいるんですけど、今、買い出しに行ってて・・・。」
「買い出しですか?」
梓さんはにっこり笑って返事をする。
梓「はい。これから混んでくる時間帯なので、足りないものを買い出しに行ってもらってるんです。まぁ、もう少しで帰ってくると思うのですが・・・。 安「ただいま戻りました・・・っ!」
梓さんの言葉の途中で帰ってきた安室さんは、私がいるとは思わず、一瞬驚いた表情を浮かべ、すぐに表情を笑顔に戻した。
安「Aさん、いらしてたんですね!」
「えぇ、安室さんの作ったハムサンドが食べたかったのと、ただ単に安室さんに会いたくなったって。」
梓「わぁ〜〜〜!いつの間にかいい感じになってます!」
何をどう見たらいい感じに見えるんだろう。
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作者名:もなか | 作者ホームページ:http://hp/Aaar
作成日時:2024年1月24日 21時