12話 ページ15
今日は珍しくオフの日で、何をしようかとベットでスマホを弄り回していた。
オススメのカフェなどを調べたりして、一人で唸っていると、組織の方で使っているスマホから通知が鳴った。
・・・あ、今日オフじゃなくなったわ。
ため息をつきながらメールを見ると、それはバーボンからだった。
「・・・任務じゃなくて、バーの誘い?」
正直、行きたくない。
スコッチの件もあって、よくわからないけどバーボンからは嫌われてるし、気まずい。
でも、行けばバーボンの正体に近づけるかもしれない。
・・・行くか。
テキトーにバーボンに返事を返して、私はベットに戻り、夜まで寝ていることにした。
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「今夜はお誘いありがとうございます。バーボン。」
バ「いえいえ。まぁ、誘うのはかなり気が引けましたけどね。」
う〜〜〜ん!トゲトゲしてる!話しにくい!
必死に私は笑顔を作って、
「まぁまぁ、照れ隠しはいいじゃないですか。それで?なんのようなんですか?」
いつものようにモヒートを頼みながら、バーボンに問う。
すると、バーボンは怪しげに笑って、
バ「ライがNOCだったら貴方はどうしますか?」
全く想像してなかった質問の内容に、私は驚いた表情を見せる。
「ライがNOC・・・私には全く関係ないことですけど?」
え、バレたの?
すると、バーボンはため息をつき、
バ「知ってましたか?今、組織の方ではライがネズミなんじゃないかと噂されていると・・・」
「初めて聞きましたよ。」
そう言ってモヒートをぐいっと飲む。
バ「今日あなたを呼び出したのはライと仲が良いみたいだったので、一足先に教えてあげようかと。」
「そうですか。それはご親切にどうも。」
そう言って私はバーをあとにした。
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作者名:もなか | 作者ホームページ:http://hp/Aaar
作成日時:2024年1月24日 21時