検索窓
今日:16 hit、昨日:27 hit、合計:15,507 hit

同じ ページ27

『というわけで…家から抜け出してきました…』



SH「…え?本当に?」



私の話に驚いた様子を見せるソンファ先輩。





SH「お母さんに怒られない?」




『あ、バレてないので多分大丈夫だと…』




SH「そっか…なら良かった…
ん?良かった…のか?良くないか…あれ?」




ごめん、分からなくなっちゃった…と

首を傾げる先輩。




ソンファ先輩っていう人はとことん甘い



ふわふわで白に近い金髪が綿菓子みたいだと



ウヨンが言っていたけど、まさにそう。



恋愛をほぼなにも経験してこなかった私には



綿菓子より甘すぎる。


.
.
.
.
.
住宅街から少し離れた公園の隅

街灯が一つポツンと佇む場所で音楽を控えめに流し

練習を始めた私達。




SH「少し休憩しようか」



休んでて、とソンファ先輩の声に


近くにあった階段に座り込むと同時に



ソンファ先輩は僕も少し練習していい?と



携帯を操作して音楽を変えた。



途端に目つきが変わる先輩



そういえば先輩のダンスをこんな近くまで見たのは



初めてかもしれない。



一つだけ寂しく点いていた街灯の光が



まるでステージのスポットライトみたいだった。




公園でさえも自分のステージにしてしまうソンファ先輩




飲もうと開けたペットボトルを


忘れるぐらいに引き込まれるダンスだった。



踊りながらも「違うな…」なんて言いながら



納得が行くまで修正していくソンファ先輩




SH「ここの振り、こうするのと…
こう踊るのどっちがいいかな?」



私にも聞いてきたり。





『ソンファ先輩が、輝く理由はこういう所なんですね…
ダンスに関して妥協を許さない、
たとえどんなに小さく短い振りであっても』





休憩、と水を飲むソンファ先輩にポツンと漏らす。





SH「そういう風に僕の事見てくれて、嬉しいけど
僕はそこまで凄い人じゃないよ笑」






SH「ただ楽しんで踊るのが好きなだけだよ。
君もそうでしょ?」

夢か現実か→←おとぎ話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
243人がお気に入り
設定タグ:ATEEZ , ソンファ , サン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ナナ(プロフ) - わぁ!!更新ありがとうございますTT、、!嬉しすぎます!これからも陰ながら応援してます! (10月3日 1時) (レス) id: b741dd8cc5 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 1日で読み切ってしまいました!とても素敵なお話で、主人公の思いにキュンキュンしながら読み切ってしまいました。更新されてないの分かってましたが読み進めると止まらない〜。続きを待ってる人沢山いると思います。お忙しいかも知れませんが首を長くして待っています (9月21日 5時) (レス) @page34 id: 8fa7639a9a (このIDを非表示/違反報告)
- いつも楽しく読まさせていただいています!これからも楽しみにしてます! (2021年10月3日 20時) (レス) @page1 id: 7b54d3678c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こさめ | 作成日時:2021年10月2日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。