我々学園戦争研究部！【wrwrd】 (ページ13)

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第8話　もしかしてページ13

rb side～

rb 「終わったー！」
zm 「お疲れさん。よう頑張ったなあ」
rb 「まあユ○バに行けるならそれくらいせんといけんからな」

先生とシッマとシャオロンが帰った後、俺はゾムに手伝ってもらいながら今日の範囲を終わらせた
ゾムとは家が隣だ。昔、俺が公園でいじめっ子にいじめられていたところを見ず知らずのゾムが偶然通りかかって助けてくれたことがきっかけで話し始めた
引っ越し先の隣がゾムの家だと知ったときは本当に驚いた
今ではゾムは俺の感謝してもしきれない大切な親友となっている

rb 「...そろそろ帰るな。悪いな結構遅くまで居てもうて」
zm 「大丈夫やで。また明日な」
rb 「うん」

あぁ、家に帰りたくない。本当はずっとここに居たい。最近家族と上手くいっていないのだ

rb 「...ただいま」

思い足取りでリビングへと向かう

母「あら、おかえりなさい。偉いわね、今から試験勉強なんて。これなら将来は優秀な刑事になれそうね」

違う

rb 「...だから、俺は学校の先生になりたいんや」

このやり取りはもう何回目だろう。数えきれないくらいやった気がする

母「何回馬鹿なことを言えば気がすむの？私達の家系は代々刑事になることが決まっているの。だからあなたも必ず刑事にならなければいけないのよ。お兄ちゃんを見習いなさい！..全く、あなたって子は、いつからそんな馬鹿な子になったのかしら」

そんなはずない

rb 「もうええよ」

俺は駆け足で階段を上り、自室へ入った

rb 「家系って..そんなに大事なのかよ....」

俺には分からない。自分の夢を捨ててまで、家の名誉を守るのが何よりも大切だということが。分からないんだ。どうすればいいのか分からない

その時、スマホにゾムからの着信がきた

ゾム今夜、俺ん家泊まっていかへん?

ロボロなんでや

ゾム新しいゲーム買ったの忘れててん。一緒にやろーや!!!

こういう時、本当に心の底から持つべきものは友だと思う

ロボロええで

ゾムしゃ!!!後でベランダからこっそり俺の部屋来てや

ロボロおん

驚くことに俺とゾムの部屋も隣同士で、ベランダを通じてお互いの部屋を行き来出来るのだ
その時、俺はふと思った

...もしかしてゾムは気付いているから俺を部屋に呼んだのだろうか

今俺の家がぎくしゃくしていること

俺がまたいじめられそうになっていること