愛のない結婚２

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「うわっ！」
















大きな声が聞こえて目が覚める







あ、私寝ちゃったんだ







握られた手





相手を見れば体を起こして驚いた顔をしてる







でも相変わらず汗がすごくて











「大丈夫？」




「うん」












なんで私寝ちゃったんだろう






早く立ち去らなきゃ









そう思うのに繋がれた手は離れない

















「ずっといてくれたの？」




「ごめん、本当は寝ている間に出て行こうと思ったんだけど……」




「ありがとう」




「え」




「最近大切な人がいなくなる夢見るんだけどAが手握っててくれたお陰で悪夢じゃ無くなった」




「大切な人って……」












やっぱり好きな人いたんだ














「もちろんAのことだよ」













やっぱり無理矢理させられた……






ん？













「え？」





「あの日から避けてごめん

でも使命の話されて辛かった
自分ばかり好きなんだって……」




「……
あの日は緊張もあってその……ごめんね？」




「でももうああいうことしたくないな」




「……」




「僕、Aのこと好きになっちゃったんだよね
だから傷つけたくないし使命とか関係なしに僕のこと好きになってAから本気で求められたい」













真剣にいうホソク





でもその顔はすっきりしていて












ああ、ばかだった









ちゃんと好きって伝えればよかった



















ホソクの手をぐっと引っ張って狙いを定める










ホソクの頬にキスを落とす
















「ばか、私も好き

愛してる」

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