愛のない結婚

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朝目が覚めると目の前に綺麗な顔









私昨日あのまま寝ちゃったんだ









昨日結局私たちはできなかった










初めてを好きでもない人に捧げる辛さ





初めてのキスは気持ちよかったと思ってしまった自分の恥ずかしさ











結婚したくなかったと、そう思わないようにしていた感情の乱れ












「ごめんなさい」












せっかく優しくしてくれていたのに……







でも、途中から優しかったはずのユンギさんが少し意地悪になったような












そんなユンギさんもかっこいいと思ってしまったところとか











色んな感情がまた押し寄せてきて視界が歪む



















「また泣いてるの？」




「ちがっ」













目の前で寝ていたはずの彼が眉間に皺を寄せて私の涙を拭う












「今日はなんで泣いてるの」




「昨日はすみませんでした」




「いいよ
俺も無理させたし」




「実は私その、初めてで」




「知ってる」




「え？」




「見てればわかる」




「すみません」




「いいよ、無理させて悪かったな
ゆっくりでいいよ」













そういうユンギさんは布団から出て俺シャワー浴びるから、そう言って部屋から出て行った










怒ってる？

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