私は知らない(UNDERTALE)

愛着:ナイトメア ページ15

雪の上に投げ出される

暴れられるとうまく飛べないんだよ、、、

大人しくしとけって言ったろ、、、

と、すこし手のかかる子供に対するような感情がわく

｢、、、お前動くなって言ったろ、、、｣

と、隣からはほんとに困惑したような感情を感じた

Aが困惑なんて珍しいな、、、と思いつつAに向き直る

曰く、何かあったようだが、俺が感情を読もうとしても何も読めない不自然な空白がある

もちろん俺も人間の記憶をいじれないこともないが、なかなか骨が折れる上に、そうそうできることじゃない

しかも、覚えていながら俺には読めないなんて初めてだ

失語は、話す瞬間だけ言語に関する記憶を消してるとしても、それも相当難しい

どころか、俺には無理だ

俺は考え込む

沈黙が広がった

｢こんな事ナイトメアに対して言いたくないけど、襲おうなんて考えないで｣

Aが、脈絡なくそういう

俺は一瞬理解が追いつかなくなったが、すぐにわかった

｢お前を？｣

ほんとにこいつは自覚がないらしい

たとえ約束のつもりでも

その発言が誘ってる

｢誘ってんのか？｣


｢ほんとに約束｣

心底真剣な顔をしてAの視線は俺の目を射抜く

Aは警戒心を持ったほうがいいな

、、、大事にしてやらないといけないと思ってるのに、こういうことされたら衝動的に手を出しても仕方ないだろ？

｢、、、わかった｣

一応、そのつもりではあるが、な

そう心の中で付け加える

その約束をまだ信頼できないAは、心のなかで少し不安が残るらしく、俺の返事までの間についてぼやいた

俺はそれに可愛さを覚えて、思わず笑う

｢まあまあ、約束な？｣

サラサラの髪を撫でて、今はそれで満足する

｢、、、彼氏みたいなことしないで｣

ムスッとしてAは言う

彼氏な、、、

なれるなら、なりたいが

今はまだ早いよな

｢ああ、悪いｗ｣

俺は手を離した

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