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『＿＿＿＿…っふわぁ……ってて』
体の痛みで目が覚めた。
変な体制で寝てしまっていたからか身体中がミシミシと音を立てるように痛い。
壁にかかっている時計を見やると時刻は午前二時。なんとも微妙な時間に目が覚めてしまった。
そのまま寝る気にもなれず、着たままだった制服を脱ぎながら脱衣所へと向かう。制服はどことなく焦げ臭くて、煤の匂いがした。
それらを適当に魔法で選択して物干し竿にかけてから冷たいタイルのお風呂に入った。
あまり熱いのが得意じゃないのでいつも通りぬるいお湯で髪や体をさっと洗い、早々にお風呂をでた。
髪から雫が垂れないように髪をタオルで拭き取り、それから風魔法で髪の水気をとばした。
時刻は二時半前流石にこの時間は先生達も眠っているし、出歩いていつ生徒もいない。ここは警備も基本
学校外にので少しで歩いたくらいでは騒がれることはない。
軽い洋服に着替え、羽織を羽織って静かに部屋の外へ出た。
なんとなく機運転換に散歩をしたいという目的もあったが、それよりもラギーのことが気になっていた。
寮長の部屋の近くにあるラギーの部屋はわかりやすかった。
…来たはいいもののこんな時間だし、勝手に部屋に入るのはよくないしなぁ。
暫くラギーの部屋の前で考えてやっぱり迷惑だから引き返そうと踵をかえしたとき。
ﾗｷﾞ「……A…？」
扉の向こうからくぐもったラギーの声が聞こえた。眠ていなかったのだろうか。声音は弱々しくもではっきりしていた。
気まずさから返事ができず、返事を返すタイミングを見失った。
そもそも僕はここに来て何をするつもりだったのか、ただラギーの様子が気になっただけで何かをしようとは全く考えてはいなかった。
ﾗｷﾞ「……俺、」
扉の向こうでポツリとラギーが声を出した。
ﾗｷﾞ「Aがなんであんなことしたかわかんねぇっすけど…でも、俺はAの友達なんで、ずっと待ってますから…」
『＿＿＿＿っ』
胸がチクリと痛んだ。
それが嫌で、そのまま何も言わずに逃げるようにその場を後にした。
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部屋に戻り、何をするわけでもなくベッドに身を投げる。
あんなことを言われるとは思わず、それを嬉しく思っている自分に少し嫌気がさした。
もう一回寝ようと目を閉じようとすると視界の隅にひらりと白い紙が舞った。
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かふぇもか！(プロフ) - え、神ですか？更新頑張って下さい！ (9月28日 7時) (
レス) id: 67da7e264d (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - えっすごい好きです！！！！！更新停止なのすごく悲しいです、再開してくれたら嬉しいです！ (2022年1月22日 20時) (レス) id: 568bb71bb9 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - ふーん...泣いた←更新待ってます！がんばってえええええ← (2021年4月14日 0時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - 更新停止中に泣いた…待ってます！！続き待ってます！！ (2021年3月25日 9時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
すこ - とっても面白いです！更新待ってます！作者さんにこの想いを届けよう！ (2021年2月13日 14時) (レス) id: 58a1d0c06a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：終わりの芝生 | 作成日時：2020年6月8日 18時
