【ツイステ】どうせ君も僕を裏切るのなら

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『ラギー！』


マジカルペンを取り出し、風魔法を使う。

地面からぶわりと風が草を巻き上げた。


すると、ラギーは地面ギリギリでピタリととまりふわふわと緩やかに浮かび、ゆっくりと地面へと着地した。


すぐにラギーのところに行って箒から飛び降りる。


『怪我は？』

ﾗｷﾞ「ないッス。助かりました。」

『そう。原因は？』


地面にゆっくりラギーをおろしながらラギーに聞くとラギーは胸の当たりを抑えながらびっくりした様子で首を振った。


『け、怪我した？大丈夫？保健室……』

ﾗｷﾞ「ちがいます！いきなりのことでびっくりして心臓バクバクになっちゃたんスよ……」

『どこも怪我ないなら良かった…さっきまで調子良かったのに急にどうかした？』

ﾗｷﾞ「うーん、なんというか急に箒くんの軌道がガクン！って変わったんスよね…俺にもよくわからないんスけど……」


心底不思議そうな顔をしながら箒を見つめて唸るラギーに僕も疑問に思った。


『……あれ、箒のここ少しヒビ入ってる』

ﾗｷﾞ「え、うわ！マジだ…俺がさっき見た時には無かったような気がするんスけど…」


ラギーが乗った拍子にヒビが入ったのか。いや、ラギーはそこら辺の男子と違って軽い方だと思う。そんなことは滅多にないはず……。

だとすると魔力をミスったか…いや、軌道が急に変わったんならラギー自体の魔力というより他者からの＿＿＿


ﾗｷﾞ「Aさぁーん、もしもーし」


ぱちり、とラギーと目が合った。


ﾗｷﾞ「そんな深く考えなくても大丈夫ッスよー。取り敢えず新しい箒バルガスからもらってきます」


いつも通りシシシッと笑いながらいうラギーに気をつけて、とだけ声をかけた。そしてラギーはそのまま箒を持ちながらバルガスの方へといってしまった。





ﾓﾌﾞ「だっせぇー！w」

ﾓﾌﾞ「いやぁ、滑稽だったな！！お前ナイス！！」


そんなときそんな声が聞こえた。

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