【ツイステ】どうせ君も僕を裏切るのなら

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あの後逃げるようにハーツラビュルから出てサバナクローに帰る。


本当に嫌気がさす。


無意識に首にかけているヘッドホンを触る。


取り敢えず落ち着かないと。

そう思いながら俯いて歩く。このまま自分の部屋ろう。そして寝よう。





「……A？」




なんて考えていたら不意に前から聞こえた声に顔を上げる。



『ラギー…』



ラギーの名前を呼んだのはほぼ無意識だった。


ﾗｷﾞ「どうしたんスか！？か、顔真っ青っスよ？！」



目の前の彼はアワアワとしてる。

なんで彼はこんな僕に心配なんかしてるんだろう。



『……』

ﾗｷﾞ「あ、うぇ！？」



無性に抱きつきたくなった。だから抱きついた。

彼は……ラギーは他の人とは違うのか……


きっと……大丈夫…………な筈。





『ラギー…は……僕を………俺を裏切らない…？』


口からでたその言葉はほぼ掠れていて自分でさえも聞き取れないぐらいだった。



ﾗｷﾞ「…………」



一瞬目を見開いたラギーはふわりと笑った。








ﾗｷﾞ「＿＿＿＿裏切るわけないじゃないっスか。」

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