【ツイステ】どうせ君も僕を裏切るのなら

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あの後直ぐに部屋に戻りベッドに寝転がったらそのまま眠ってしまったらしい僕は朝方の4時に目が覚めた。


『……あれ…………あぁ…』


いつも寝る前に棚の上に置いておくヘッドホンを取ろうとしたらある筈の物が掴めなかった。

それは当然だ、忘れてきたのだから。


本当に……なんであんなに大事な物を忘れていくなんて事が出来るのか…一瞬自分を呪った。


かなり朝方に目が覚めたけど2度寝する気分ではなかった。



今あのボロい寮にいけばアイツと会わずにヘッドホン取り替えせるんじゃ……


思い立ったらすぐ行動、寝巻きに黒色のカーディガンを羽織りサバナの人達にバレないように外へでた。




そしてあっという間にあのボロい建物に到着。


『っ！』


玄関のドアを慎重に開け、中に入ると床がギシッとなった。


「おやぁ〜？こんな時間にお客さん？」


目の前にいたのは……お化け。



多少はびっくりしたが、まぁ絵が喋るんだからこんなのもいて当然だよな。


『ちがう、忘れ物取り来た。』

化「忘れ物？お客さんじゃないのかい？」

『……ねぇ、君僕のヘッドホン取ってきてよ』

化「ふーむ……君のその顔に免じて、まぁ今回はサービスとしよう！まってな直ぐにとってくる！」



よかった。無駄な移動をしないでヘッドホンを取り返せる。


化「これかい？」

すぐに戻ってきたお化けの手には確かに僕のヘッドホンが握られていた。

『うん、ありがとう。』

化「これくらいおやすい御用さ〜」




最後にもう一度礼をいってからボロい建物を出た。






ﾕｳ「あれ！？ヘッドホンがない！！」


化「あぁ、それなら朝方随分と顔が整った子が取りに来たから渡しておいたよ。」


ﾕｳ「……ありがとうって言いたいけどなんか解せない…。」

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