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レオ「俺の部屋連れてくぞ」



『……いい』


レオ「あ?強制だ」



助けてくれたのは本当に有難い。

けど流石にここまでは……


どうやって自分の部屋に戻ろうかな、と考えていると突然寮長に目元を撫でられた。


レオ「ったく、目腫れてんだよ……何があった。」



『……ヘッd…』

この人なら取りに行ってくれるかもなんて淡い期待を持ったがここまで言ってある事に気づいた。


ヘッドホンがないと生きていけない……なんてこと言ったらいいように扱われてしまうかもしれない。




『…………。』


レオ「言いかけたんなら言えよ。」



結局僕は運ばれている間は無言を貫いた。




_______
____



レオ「ラギーあけろ」


寮長がドアに向かって叫んだ


寮長は僕を持ってるせいで両手が塞がっている。

なら僕が開ければ…?と思ったけど寮長がラギーさんという人にそう頼んだのだから構わない。



ラギ「はいはいっと……レオナさんてばどこい……えぇ!?なんで氷華の王子持ってきてんスか!?」


扉を開けたラギーさんは僕を見て目を丸くした。



レオ「キャンキャンうるせーよ。」



寮長は僕を寮長のベッドに座らせると自分もベッドに入りそのまま目を瞑ってしまった。



ラギ「う…あ、あの……」


暫くしてふとラギーさんに呼ばれた?ので一応顔だけ向ける。


ラギ「なんでここに…あ、あ、えっといて欲しくないって訳じゃないっスよ!!むしろいて欲し……じゃなくて!!と、兎に角なんでレオナさんと一緒に?」


ごにょごにょ言ってるがどうして寮長とあのような形でここに来たのか?ということだろう。






助けて貰ったし久しぶりにちゃんとした会話をしよう。


『僕が……ちょっと具合が悪くて廊下で蹲ってたらそこにたまたま寮長が……みたいな感じ』


ラギ「え…あ、そ、…うなんですね。」



少し嘘ついてしまったけどこれはしょうがない。


自分の弱点を誰が自分から話すんだ。


それにしてもヘッドホンがないから落ち着かない。





ラギ「ま、まぁ具合が悪くなったら……具合が悪くなった時以外でも何時でも頼って下さいッス!」


『……ところで今何時かわかるか?』





あえて返事をしなかった。


頼る……ねぇ。



あの時から人に頼らず生きてきたのに今日は本当に厄日なんだろう。

明日になればいつも通りの生活に……あぁ、ヘッドホン取りに行かないと……

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かふぇもか!(プロフ) - え、神ですか?更新頑張って下さい! (9月28日 7時) (レス) id: 67da7e264d (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - えっすごい好きです!!!!!更新停止なのすごく悲しいです、再開してくれたら嬉しいです! (2022年1月22日 20時) (レス) id: 568bb71bb9 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - ふーん...泣いた←更新待ってます!がんばってえええええ← (2021年4月14日 0時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - 更新停止中に泣いた…待ってます!!続き待ってます!! (2021年3月25日 9時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
すこ - とっても面白いです!更新待ってます!作者さんにこの想いを届けよう! (2021年2月13日 14時) (レス) id: 58a1d0c06a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年6月8日 18時

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