episode.7 ページ8
次の日の朝はいつも通りやってきた。
今日からまた仕事か。
時間を確認しようと携帯を見ると1通の通知が来ていた。
『トントンです。
また飲みに行きましょうね』
そのメッセージを見て昨日のことを鮮明に思い出す。
そういえば連絡先交換したんだよね。
なんて返そうか迷いながらいつも通り会社へと行く準備をする。
家へ出る直前まで悩み抜いた結果
『ぜひまた近いうちに会いましょう
今度は私のオススメのお店教えますね』
少々簡潔すぎただろうか？
いやでもトントンくんは優しいし
このくらいあまり気にしないでいてくれるだろう
そう思い靴を履き外に出る。
いつもの電車に乗り音楽を聴こうとした時だった。
後ろから肩を軽く叩かれる。
バッと振り返るとそこには昨日一緒にいたトントンくんが立っていた。
｢やっぱりAさんやった、
俺と同じ電車乗るって聞いて時間ずらしてみたんやけど合ってたっぽいな｣
そういいニッコリと笑う
｢わざわざ時間ずらしたんですね
なんか申し訳ないです。｣
私が苦笑いしながら言うとトントンくんは焦ったように俺が合わせただけやから、と言ってくれた。
彼は話していても見ていても面白い。
なんていうかいじられキャラなんだろうな。
フフッと私が笑うとトントンくんは不思議そうな顔をする。
｢あっいやごめん。なんかトントンくん優しいなって思ったらなんだか面白くて｣
｢Aさん笑うツボおかしない？｣
｢えっ、そんなこと初めて言われた。｣
そうこうしているうちに会社の最寄り駅に着いてしまう。
急いで私はまた連絡する！といって降りると
トントンくんは手を振ってくれた。
今日の朝はなんだかいつもより楽しかったな
そう思いながら私は足をさらに早めた。
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名無し(プロフ) - みにょんさん» コメントでのご報告ありがとうございます。ちゃんと調べてからやるべきでした、すみません。次の題名が決まり次第すぐに変更させていただきます……！これからも短編集共々よろしくお願いいたします!! (2017年3月31日 14時) (
レス) id: 85c42c6600 (このIDを非表示/違反報告)
みにょん(プロフ) - 初コメ失礼します。他の作者さんの作品とタイトルが同じなので、変更なさった方が良いかと。因みに、そちらもwrwrd！に関する作品です。最後に…短編集から楽しませていただいてます!いつもありがとうございます！ (2017年3月31日 11時) (携帯から) (レス) id: 6f670b6b03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2017年3月26日 18時
