episode.6 ページ7
｢どうかしました？｣
｢えっと、実は俺1人なんやけど話し相手とか居らへんからAさん、一緒に飲まへんかなって｣
焦り具合を察するにやはり人見知りなのだろう。
そんな彼が勇気を出して言ったんだ、無下にするわけにはいかない。
｢ぜひ、私も1人で退屈だったんですよね。｣
そういいさっき座ろうとした席に私が座り
その隣にトントンくんが座る。
それから同窓会が終わる30分間程ずっと話し込んでいた。
話す内容は高校生活のことだったり、
仕事だったり、2人の共通点である大先生の話だったり。
彼の話術なのだろうか、とても面白くすぐに時間は過ぎてしまった。
遠くからは｢二次会行く人ー!!!｣なんて声が聞こえる。
個人的にはトントンくんと2人っきりで話したいな、なんて考えていると
｢会ったばっかでこんなん言うのもアレですけど、2人で飲み直さへんか？｣
彼とはとても気が合いそうだ。
首を縦にすると彼は嬉しそうに
俺のオススメの店行きましょ！なんて張り切っている。
お店に着いてからはまた話に花を咲かせていた。
しかし時間というのは過ぎてしまうもので終電が迫ってきてしまう。
彼とは話していたいが家に帰れないとなれば別問題だ。
今日はこれでお開きにしてまた後日休日にでも会おうということになった。
2人で駅まで歩き電車に乗る。
彼と私の方向は同じで私の降りる駅の3つ先の駅らしい。
意外と近かったのに今まで会わなかったのはきっと時間の関係だろうか。
そんなこんなで別れの時間はやってきて私は帰路につく。
今日は色々楽しかったな。
友達と会えたのはもちろん
新しい友人であるトントンくんとも出会えたのだ。
彼とは沢山共通点があり一番驚いたのは
恋人いない歴＝年齢ということだった。
優しい性格なのにいないんだなぁなんてしみじみ思う。
もしかして私と彼が結ばれるかも、なんて有り得ない話を考えてしまったのは全てお酒のせいにしてしまおう。
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名無し(プロフ) - みにょんさん» コメントでのご報告ありがとうございます。ちゃんと調べてからやるべきでした、すみません。次の題名が決まり次第すぐに変更させていただきます……！これからも短編集共々よろしくお願いいたします!! (2017年3月31日 14時) (
レス) id: 85c42c6600 (このIDを非表示/違反報告)
みにょん(プロフ) - 初コメ失礼します。他の作者さんの作品とタイトルが同じなので、変更なさった方が良いかと。因みに、そちらもwrwrd！に関する作品です。最後に…短編集から楽しませていただいてます!いつもありがとうございます！ (2017年3月31日 11時) (携帯から) (レス) id: 6f670b6b03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2017年3月26日 18時
