episode.10 ページ11
1時間弱経ったところでそろそろ主食を食べようという話になった。
ここの居酒屋には
ハンバーグやオムライスなどといった洋食と
焼き魚や肉じゃがなどといった和食まで
幅広く扱っている。
それが私がおすすめする理由だ。
何を食べよかと2人でメニュー表を見ていると入り口から2人来店してきたようだ。
1人は見覚えのある人物ですぐわかった。
あのヒョロい体格とメガネに鬱陶しい髪の毛。
大先生だ。
きっとあっちもこちらに気づいたのだろう。
ズカズカと近づいてくる。
｢Aちゃん誰と来て、ってトン氏やん!!
そない仲良くなっとるん！？｣
｢大先生うるさい。早く席座りたいんだけど。｣
俺お腹すいた、と大先生の友人であろう人がが入口付近で文句を言っている。
それを声を聞いた途端トントンくんがピクッとした。
大先生はその人に向かって手招きしている。
もしかして知り合いなのかな……？
近くの別席で友人がいるのも落ち着かないから相席にしてしまった方が楽だろう。
｢相席にする？｣
｢えっ｣
大先生とトントンくんの声が重なる。
そんなに驚くことなのか？
そんなことを考えていると友人さんがこちらへ来た。
｢えっ、あれトントンじゃん。しかもなんで女性？トントンって彼女なしのど｣
｢えっと!!!相席にしてもほんとに構わへんか？｣
友人さんの言葉を遮りトントンくんが話しかけてくる。
ついでに大先生は半笑いでコソコソと友人さんと話している。
｢じゃあ相席しよか。｣
話し終わったのか大先生が言う。
｢じゃあ俺ここ〜｣
まさかの友人さんが私の隣に来た。
ちょっとびっくり。
｢えっとお名前を…｣
｢ひとらんらん！敬語とか使わないで気軽に話そ。｣
らんらんって呼んでね!俺はAちゃんって呼ぶから
とのほほんとした感じで言われる。
和やかな雰囲気が出ていてまるで女の子友達みたいだ。
見た目は結構男前なのに、そう思うと笑いがこみ上げてくる。
｢また笑ってるん？｣
｢だってらんらんのギャップの差がおもしろくて｣
｢やっぱAさんツボおかしない？｣
そう言うトントンくんにおかしいかな？といいながら私はまたメニュー表を開いた。
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名無し(プロフ) - みにょんさん» コメントでのご報告ありがとうございます。ちゃんと調べてからやるべきでした、すみません。次の題名が決まり次第すぐに変更させていただきます……！これからも短編集共々よろしくお願いいたします!! (2017年3月31日 14時) (
レス) id: 85c42c6600 (このIDを非表示/違反報告)
みにょん(プロフ) - 初コメ失礼します。他の作者さんの作品とタイトルが同じなので、変更なさった方が良いかと。因みに、そちらもwrwrd！に関する作品です。最後に…短編集から楽しませていただいてます!いつもありがとうございます！ (2017年3月31日 11時) (携帯から) (レス) id: 6f670b6b03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2017年3月26日 18時
