幸せになれなかった神様【ONEPIECE】 (ページ2)

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親離れページ2

神様の名前はA。生まれてすぐに、親と離され、村の風習のせいで、コロされてしまった。

　Aは、神殿に幽閉され、時々生け贄が来ました。神様は、生け贄をこっそり逃がしていましたが、やがて逃げた人間は見つかり、処刑されてしまった。

　無慈悲な人間に、神様は心をひどく痛めた。毎日、毎日泣いた。

　天候は、神の表情に比例する。神様が泣くと、空からは雨が降る。

　やがて、人々は困り果て雨乞いの儀式を始めた。罪無き人々がどんどん虐殺されていく。神は悲しくなって、泣いた。豪雨の末、やがて小さな集落は無くなった。

　神様は、人々から解放された。神様は、神殿から急いで出た。ここにいては、私は過去の自責の念からは解放できないと考えたのであろう。

　無くなった集落を忘れようと、神は海へと逃げ出した。

　飛んで飛んで遠くへ。やがて神は疲れはて、意識を手放した。

ｻﾞｰｻﾞｰ

　海の音が心地よく響く。そこには神が独りポツンといた。孤独で、悲しくて、不安で不安で仕方がなかった。

　神が漂流した島に、１つの船が止まった。