幸せだった日々《１》

３７　俺にできること ページ38

＊すばるSIDE＊


何か最近、皆がAにプレゼントしてるみたいやな。


…俺何プレゼントしよ。


大倉なんかずるいよな〜…。

デートやで！？俺が行きたかったわっ！！


渋「あ…！」


思い出した…！


前にAが言ってた事。


あ『すばるって歌声綺麗だよね〜。うちすばるがCD出したら絶対買うもん！』


って言ってたような気ぃする…。


Aが俺にしてもらって嬉しい事って……歌？


気が付くと俺は、ギターを持って家を飛び出していた。


〜病院〜


ーコンコン


あ「はーい！」


渋「…すばるやで。」


あ「どーぞ。」


ーガラ…


渋「っ！？」


あ「おはよー♪」


亮「おはよ。」


そこには仲良く談笑してたであろう、Aと亮がおった。


渋「え…何で亮がおるん？」


亮「え…居たってええやん。おったらアカンの？」


渋「いや…ちゃうけど。」


すると亮は、俺の持っとったギターを見た。


するとニヤっと笑い、


亮「…歌うん？」


とイタズラっぽく言いよった。


せやから、


渋「歌ったらアカンの？」


って言ってやった。


あ「…歌ってくれるの！？やったーーーー！！」


そう言い、腕を上げて喜ぶA。

喜んでくれるんが、めちゃめちゃ嬉しくて、思わず俯いてまう。


亮「ほな俺も♪」


………。


渋「何でや。」


亮「ええやん！別にぃ！デュエットや！デュエット！！」


えぇ…


あ「いいじゃん！聞きたい！ハモって♪」


Aまで…


まぁしゃーないか。

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