……‥ ページ9
夜威視点
兄ちゃんが部屋の前に来たとき、本当は出て行って謝りたかった
でも、今兄ちゃんの顔を見たら、また酷いことを言ってしまいそうで、怖かった
朝、ドアを開ければ、兄ちゃんはいなくて、瑞希に聞けば、もう家を出たと言われた
急いで大学に行ったけれど、なぜか、兄ちゃんには会えなかった
家に帰っても、バイトでまだ兄ちゃんは帰って来ていなくて、
なんで早く謝らなかったのかと後悔した
バイトは7時に終わるはずなのに8時を過ぎても兄ちゃんは帰って来ない
今日も瑞希は家に湊を連れてきていた
兄ちゃんにメールしよう。謝罪の念も込めて。
『________』
瑞「夜威にぃ、ご飯出来たよ」
下から瑞希の声がかかった
結局、メールは送らずにそのままにして下に下りた
今日は大好きなグラタンだった
湊「後で夜威に話がある。部屋に行っても良いかな？」
食べている途中、声をかけられた
湊と何かあったか考えたけれど、心当たりはなかった
断る理由はなかった
夜「いいよ」
ご飯を食べ終わると、早速湊が部屋に来た
開けた窓から心地よい風が入る
夜「話ってなに？」
湊はうっすらと微笑む
湊「俺、夜威のことが好きになっちゃったんだよね。男なのに可愛いし、瑠威の前ではヤってくれって顔してさ。苛めたくなるんだよね」
一瞬、なにを言われたかわからなかった
夜「俺は…兄ちゃんがいるから…」
湊が一歩踏み込んできて、さがった俺はベランダに出た
湊「その“兄ちゃん”とは喧嘩したんでしょ」
ベランダの壁に押し付けられる
夜「いや、でもっ…!!」
湊はさらに迫って来る
ベランダの壁が妙に低く感じる
湊「ねぇ、いいじゃん」
押される
なぜか、身体が、中に、浮いた
壁を、壁は？壁、空が、下に、真っ暗。コンクリート、星が、湊、ベランダ？上？空が空が空が空が
………瑠威
「「「あ、」」」
・
ラッキーアイテム
革ベルト
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鶴丸詩音 - っ短かったけど、途中で涙がとまりませんでした (2017年10月7日 4時) (
レス) id: 9e4fde0052 (このIDを非表示/違反報告)
椎名冬雪(プロフ) - 彩松さん» 楽しんで（？）いただけているようでなによりです。これかもお願いします (2017年9月16日 14時) (携帯から) (レス) id: 6ecf7d6839 (このIDを非表示/違反報告)
彩松 - 夜威が死んだところから、涙が止まらなかった (2017年9月16日 12時) (携帯から) (レス) id: 9eede2b342 (このIDを非表示/違反報告)
椎名冬雪@テストのため低浮上。すぐ戻る(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！ (2017年8月22日 19時) (携帯から) (レス) id: 6ecf7d6839 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 面白いです！ (2017年8月21日 22時) (レス) id: ce8af5c15e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白青冬 | 作成日時：2017年7月28日 17時
