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『……何処ここ』
目が覚めて初めて見たのは知らない天井だった
誰か居ないかベットから出て人を探して居れば
さっきの女の子がいた
「あー！！」
「目覚めたの？」
『あ、うん』
『人呼んでくれたんだよね』
「そうだよ！」
「呼んできたら倒れてるんだもん」
「びっくりしちゃった」
『あはは、ごめんね』
『ありがとう』
「いーえ！」
「あっ！そういえば起きたら先生に呼んでって言われてたんだった！！」
「呼んでくるから待っててねー！」
『うん、ありがとう』
「はーい！！」
元気な子だな
それにしても私は誰だなんだろう
個性が分からないって不便だよなぁ
もしかしたらお父さん？とか心配してたりするのかな
早く家に帰りたいなぁ
ｻﾞｻﾞｯ ｻﾞｻﾞｯ ｻﾞｯ
【「もう二度と……の姓を名乗れると思うな」】
「っ？！」
怖いと思った
帰りたいと思った瞬間体が震えて
頭に痛みが走った
恐ろしい声が聞こえた気がした
あれは、あれは一体誰なんだろうか
ーーーー
頭を抱えていれば女の子が戻ってきた
「お姉ちゃん！先生呼んできたよー！」
「って大丈夫？！」
「あらっ！大丈夫？！」
『先生、？ああ、大丈夫です』
「大丈夫かしら？」
「名前とか言える？電話番号とか住所とか」
『なまえ、名前は、』
『Aです、』
『住所とかはちょっと思い出せなくて』
「電話番号も？」
「記憶喪失かしら…..？」
『記憶喪失…..』
「困ったわねぇ、」
「どうしようかしら…..」
「一緒に暮らせばいいじゃん！！！」
「お姉ちゃんもそれがいいでしょー？」
「コラ、無理言わないの」
「お姉ちゃん困ってるでしょ」
「じゃあ、どうするのー？」
「うーん、そうねぇ、」
「どうしようかしら、」
「一緒に暮らせれば1番だとは思うんだけど….」
『あの、』
『その、良ければなんですけど、』
『記憶が戻るまでここに居てもいいですか….？』
「もちろんよ、！」
「記憶が戻るように沢山お話しましょうね」
「わーい！！！」
「お姉ちゃんこっち来て！！！」
「みんなに紹介するから！、」
『あっ、うんっ』
ーーーー
他の子に紹介された後に
先生に話を聞けばここは孤児院らしかった
自分の事は何一つ思い出せない
でも、それでもいい気がした
なにも確証なんてないけれど
それでも今が、何も無い今が
何より幸せだった
私は今が、笑い合える今が
永遠に続けばそれで良かったのに、
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偽名探偵 - 面白かったです 更新頑張ってください（≧∇≦） (2月27日 20時) (
レス) @page47 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
真凜 - すごく面白かったです！ 続き楽しみにしてます！ (2023年3月11日 23時) (レス) @page47 id: 014b837bb5 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - すごい面白かったです‼これからの展開楽しみです‼更新ゆっくり頑張ってください‼‼ (2023年2月25日 20時) (レス) id: 67434a2a7f (このIDを非表示/違反報告)
イェーイ(プロフ) - 続き待ってます( ；ᵕ； ) (2023年2月5日 12時) (レス) id: 232b1d058d (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - すっごく面白かったです!!!!ヴィランに入ってくれるのでしょうか・・展開が楽しみです。更新頑張ってください応援してます!! (2022年9月30日 21時) (レス) @page45 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2022年3月8日 15時
