金田一少年の事件簿アニメ沿い夢小説（２） (ページ11)

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剣持警部の殺人（7page）ページ11

「正野さんはあっちの方をお願いします！私はこっちを探しますので！」

「わかった！」

合流した正野さんと連携を取って二手に分かれ毒島くんを探した。
すると、しばらく走った後に毒島くんの後ろ姿が見えてハッとする。

「毒島くん！」

彼の名前を呼ぶと、毒島くんは私に驚いて振り向いた。
しかし、もう1人誰かと一緒にいるようだ。
追いついた正野さんかと思ったが、その人物を見て思わず驚いてしまう。

深い帽子にサングラス、顔を覆うようにマスクをつけた見慣れたスーツのその人物は…。

「剣持…警部…？」

間違いなかった。
動揺する私に剣持警部だと思われる人物が近づいてくる。
そして、それは一瞬だった。

「本当に、君はよく私の不意を突いてくる」

「！？」

剣持警部だと思われた人物から、別の声がしたが気付くのが遅かった。
口元をハンカチのような布で覆われて、私は直ぐに眠気に襲われる。
ようやく離れた頃には瞼は閉じ、意識を手放してしまった。