44＿大スクープ ページ45
は…？
一瞬どころか、元々なかったかのように思考回路が止まったような気がした。
「これ、どういうことですか…」
消え入りそうなマネージャーの声だけがむなしく部屋に響く。
どういうこと…って俺が知りたいよそんなの。
見出しとともに貼り付けられた写真は一週間前のもの。
久しぶりに一緒に帰ろって手を繋いだときの、…
なんで、なんでだって、
あんなに細心の注意をはらって行動してきたじゃないか。
あんなに暗闇に包まれた場所、容易に俺らを見つけられるようなもんじゃない。
誰も通らないようなあんな場所、見つかるはず…
隣に座る光を見た。
震える手は止まることなく、膝の上で小さく丸まっている。
「え、なんで、なんで、」
真っ青に染まった頬はひきつって「なんで」と言う言葉を繰り返すばかりだ。
「どうするんですか、」
どうするんですか、ってそんなの。
マネージャーの言葉がぐるぐると大きな円を描く。
どうするんですかって。
どうすればいいの？
こんなメンバーにも知られていないような、
知られたら気持ち悪いって言われそうな、
知られたら幻滅されそうな、
同 性 愛…なんて
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わきやま(プロフ) - まなかさん» ありがとうございます！とても励みになります！かなり気ままな更新ですが最後まで読んでくださると嬉しいです (2018年3月17日 14時) (
レス) id: dd9838bc03 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - すごくおもしろいです！更新楽しみにしてます！がんばってください！ (2018年3月17日 12時) (レス) id: a5720fc72a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わきやま | 作成日時：2018年1月27日 13時
