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口に出した私のせいという言葉は
鉛のように重く、鈍くのしかかった


フ「…俺って、いい匂いなんだよ?」

「いきなり、何言って…っ!」


急に、そういったファビアンは
私を優しく抱きしめた

あたたかくて、確かにいい匂いで
どこか懐かしくて…涙が溢れた


フ「本当に、かわいいね」

「ファビアンこそ、かっこいいよ

だからからかわないで笑」


憧れの人に可愛いと言われて、そりゃ嬉しいけど
舞い上がって、突き落とされたら立ち直る自信なんて無いし

なにより、恋愛感情か分からない上に
彼らは私にとって、アイドルのような存在だから
その領域に踏み込む勇気はない

私がごまかしながら立ち去ろうとすると
ファビアンは私の両肩を掴んで、こう言った


フ「からかってないよ

何も思ってないのに、ダンスに誘ったりしないし
他の人には、ハンカチを使わせたりしない」

「…私、トリックの様子見てくるね」



フ「俺といるのに、他の男の話しないでよ」



「ファビアン…」

ジ「A!!」

「ジュジュビが呼んでるから、行くね」

フ「うん、また後でね」


今は、とにかくトリックの意識が戻る事を祈ろう


.

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シトロン(プロフ) - なんなんちゃんさん» コメントありがとうございます! シーズン3も楽しんで貰えるように、頑張ります^_^ (2019年10月4日 16時) (レス) id: 8dfc293e4b (このIDを非表示/違反報告)
なんなんちゃん(プロフ) - とても面白い作品でした!シーズン3楽しみにしてます!! (2019年10月4日 16時) (レス) id: 15c916de13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シトロン | 作成日時:2019年9月22日 8時

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