××なコト【Satoshi】 part1 (ページ14)

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二宮くん　11 ページ14

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「はぁー…」

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“準備室集合で”

“だって、また会いたいじゃん”

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ずっと頭の中でリピートされるコトバ

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先生は何がしたいんだろう

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カタン･･･

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「ん？」

何かが床に落ちる音がして

下を見ると

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黄色と青の柄のボールペン

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拾った方がいいの…かな

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そっとソレを拾おうと手を伸ばした

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和「あ、ソレ、俺の。」

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あと数センチってところで

私の手が止まった

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「・・・あ、」

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振りかえると

隣の席の二宮くん

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和「あ、取らなくていいよ。」

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「あ、・・・うん」

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私が手を引っ込めると

さっきまで数センチの距離にあったボールペンが

ひょいっと持ってかれた

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なんか

いけないことだったかな…

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二宮くんは

最近、私のアパートの隣に引っ越してきた人

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無口で

授業中は寝てるし

休み時間は

ピコピコ鳴らしながら

ひとり、ゲームで遊んでる

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でも、

顔は整っていて

世間で言う“イケメン”

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メイ「なに(笑)Aまさか、二宮くんのこと好きなの？」

「っ!?」

いきなり後ろから声がしたと思ったら

私の幼馴染みのメイだった

「ち、違うよバカ」

メイ「なによ、ずっと二宮くんのこと女の目で見つめてたくせにー」

「見つめてないっつーの」

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まさか。

見つめて…た？

いやいやいや

ないないない

好きとかそうゆう感情はない

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その前に、

先生のことで頭いっぱいなの!!