もう1人の訪問者 ページ15
山田side
山「あのー、どちらさま・・・?」
薮「大ちゃんは便利屋をやっていて、俺らの捜査協力をお願いしてるんだ。」
イチャイチャしている2人に代わって、薮警視が大ちゃんという方を紹介してくれた。
伊野尾警部補の態度が俺のときと全然違うんですけど〜
大「君が新しく入った人〜?よろしくね〜。
みんな大ちゃんって呼ぶから、君もそう呼んでくれていいよ〜。はい、これ。」
お仕事の依頼も待ってますと大ちゃんが俺に差し出してきた名刺を受け取ろうとしたとき、
横から伸びてきた手によって、その名刺は奪われてしまった。
伊「大ちゃん、名刺なんて渡さなくていいから」
大「そうなの・・・?」
大ちゃんは困った顔で、俺と伊野尾警部補を交互に見ている。
なんだよ・・・そんなに俺のことが嫌いかよ・・・
今日だって、あんたの指示通り動いて仕事してんだろ?
俺の何がそんなに気に食わねぇんだよ・・・
イライラしながら、伊野尾警部補を睨みつけていると、薮警視が俺の肩にポンっと手を置いた。
そしてこの空気を断ち切るように、伊野尾警部補に問いかけた。
薮「それで伊野尾、大ちゃんになに頼んでたんだ?」
伊「・・・・・・」
大「事件があった時間に不審人物もしくは日下英一郎を見た人がいないか目撃者捜しと、ここ数日の日下英一郎の行動についての調査!」
大ちゃんが慌てたように答え、その調査報告を話しはじめようとしたとき、
もう1人の訪問者がやって来た。
光「いのちゃん、来たよ〜・・・あれ?」
伊「ひかる・・・」
薮「お〜、もうそんな時間か〜」
大「ヒカ、ひさしぶり!」
*
薮警視から光さんのことも紹介してもらった俺。
今は、光さんが夕ごはんを作っている間に、大ちゃんの調査報告を聞くことになった。
一般人に捜査内容を聞かれることを心配したが、薮警視曰く、光さんは「特別」なんだそう。
まぁ、一般人の大ちゃんに捜査協力依頼してる時点でアウトか・・・
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作者名:五番地の引きこもり | 作成日時:2020年3月5日 19時