好きすら伝えられない…os ページ23
os「大丈夫?怖くないからこっちおいでめぅ」
私は狐のA、狼に襲われて足を怪我してふらふらと歩いていると
目の前のオスマンと名乗る人間に話しかけられた
『きゅ〜…くぅ〜ん?』
os「足怪我しとるね、ちょっと待ってな…」
まぁ勿論人の言葉なんて話せない何処かへ行ったオスマンを目で追っていると
すぐ戻ってきた「今手当てするからな〜」と器用に私の前足の怪我を治していく
最後にきゅっと深緑色のハンカチで怪我が見えないように結んでくれた
os「よし、これでええかな?気を付けや狐ちゃん?」
『きゅぅ!』
その優しくふんわり笑う彼に胸がきゅぅっとなる、助けてもらったのに
"ありがとう゛のお礼すら言えない。逃げるように森に帰りぼーっと池を眺める
目が熱くなりぽたぽたと涙があふれた
???「あ〜あ、可愛い顔が台無しやで〜?狐ちゃん」
???「彼奴、オスマンにお礼を言いたいんやろ?」
知らない声がして上を見ると神様みたいな服を着た人と紫のストールを巻いた人が
立っていた
sn「俺は太陽の神様!しんぺい神。今回だけ、特別やで?」
ni「俺は月の神。兄さんって呼ばれてる、誰にも秘密やからな?」
そういうと兄さんは持っていたロッドを一振りした
『…何かしたの?…っ!?』
sn「驚くのはまだ早いでそれ!」
今度はしんぺい神がロッドを振った。煙がポンッとなって辺りを見ると目線が高かった
『あれ?体が…人の姿になってる!?』
sn「さ、此処からはAちゃんの頑張るところ!」
ni「でも、誰にも正体をばらすなこれが約束だ」
『…はいっ!頑張ります!!』
お礼をすると二人は微笑んで消えてしまった。
あれから数年、誰にもばれることなくオスマンさんが居る軍に入り幹部になった
『ここまで長かったなぁ…』
右手につけたままのハンカチを撫でる
『でももう時間も少ない』
軍に入ったばかりの頃あの二人にまた会い忠告をされた
sn「その姿と声は無限じゃないんや、ごめんなぁ
辛いけど君は人にはなれへんねん」
ni「期限も近づいてきてる。それと約束は忘れたらあかんよ?」
二人とした約束を思い出し気を引き締める。
背中をぐ〜っと伸ばし、また机に向かうと止まっていたペンを動かした。
もし、思いを伝えられなくてもこの手紙で気付いてくれるといいな…
そんな思いで書き終えるとインカムが反応した
ﾌﾟﾙrrrrr
os「Aちゃん、明日二人でお茶会せえへん?」
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シャノ＠楓(プロフ) - 頑張りますね(*´▽`*)ｂｸﾞｯ (2021年2月23日 22時) (
レス) id: 812adf4ca4 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - シャノ＠楓さん» 楽しみに待ってますね^^* (2021年2月23日 22時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
シャノ＠楓(プロフ) - ReiHetaさん» こちらこそありがとうございます!大事なシーンがまだ出ていないので引き続き楽しんでいただければ嬉しいです!! (2021年2月23日 21時) (レス) id: 812adf4ca4 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - ニマニマしながら見てます。ありがとうございます (2021年2月23日 21時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - シャノ＠楓さん» そう言って貰えて良かったです。私も好物なのでこれからも、申請していくと思います (2021年2月19日 17時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャノ＠楓 | 作成日時：2020年10月11日 4時
