もう１つの黒幕？

第26話　餌食 ページ26

．．．

　なんやかんやで、沖矢も着いてくる事になった



　ホンマにアイツ等は、面倒事に巻き込まれたよな．．．



　お、着いた着いたにしても、でかい家やなあ



　工藤がインターホンを鳴らすと推未が出てきた



　推未は俺を見るなり、即座にドアを閉めた



　 「服部おめぇ」



　 「服部さん貴方、何かしたんですか？」



　 「嫌、知らん」



　などと話していると、推未がドアから顔を出し「まあ、取りあえず入って下さい」



　と呆れた用に言い、やっと中に入れてくれた．．．



・。・。―――――・。・。



　まあ、色々あったが中に入ると望月さんがいた



　顔色が悪いけど、大丈夫かな？



　 「望月さんこんにちは！」



　 「あ、江戸川君こんにちは．．そちらの方は？」



　うわあ、凄い元気無さそう沖矢さんも心配しているし



　ん？クッキー



　 「望月さんこのクッキー美味しそうだね」



　 「ん、まあ見た目だけは良いんだけど．．．」



　「どーゆーことや？」と言う服部に望月さんは、



　「まあ、食べれば分かりますよ」と言い服部にクッキーの入った皿を渡した



　服部はクッキーを食べると、顔を真っ青にし



　 「何このドロっとして、ネバっとして、辛くて、苦くて．．」



　と言いながら、その場にしゃがみこんだ



　おいおい、そんなに不味かったのかよ



　 「えっと、望月さんちょっと質問して良い？」



　 「答えられる範囲なら．．どうぞ．．」



　 「それじゃあ、望月さんの元気が無いのって．．」



　 「このクッキーだよ、あと作った本人と紫咲さんがキッチンで作り直してるよ」



　「マジかこれ作った人逆に凄いな．．．」などと、少し引いていると



　「そういえば、何か御用でしたか？」と推未さんに聞かれ、



　「うん、そうなんだけど2人が来るまで待つよ」と言った―――



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