恋、始まりました『染谷勇次郎』

なな ページ8

操「おはようA」


貴「おはよー」




操にかるーく挨拶をして席に座る









隣の席には染谷くんの姿があった








操「ねえA」



貴「どした操」








操は何故か顔を赤らめている









あれれ？キャラ崩壊しているよ操ちゃん









操「昨日.....LIP×LIPのロメオって曲聴いたの」








貴「うんうん........ん！？」









アイドルに微塵の興味もなかった操が！？





操「かっこよかった.......」









う そ だ ろ









.......今日は槍が降ってくるのかもしれないね









疑わしい目で見ると操は慌てて









操「ほんとなの！聴いてみて！」







とスマホとイヤホンを取り出して......





あ、ロック画面LIP×LIPだ







イヤホンをを渡されて渋々つけると









数秒間意味のわからない曲が流れてきた








貴「壊れてない？」





操「私も最初そう思った」









正常よ、と呟いて操は画面に視線を戻した









するといきなり音が止まり









「「ロメオ」」









と聴こえて









大音量で前奏が流れてきた









んー.....確かにいい曲だな






その曲は西と東の国からそれぞれ来た王子様がお姫様を取り合う体で作られていて普通にキュンとくる曲だった









操「ね！？かっこいいでしょ！？」





貴「うん....かっこいいね！」





操「でしょでしょ！？」









操までキャラ変しちゃったよ救いようないねこれは









なんて考えていると









「それ、聴いてくれてるの？」





「「うぇ！？」」

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