恋、始まりました『染谷勇次郎』

じゅうろく ページ17

染谷くんと教室に入ると教室中がざわついた




アイドル様のご登場だもんね



操「A」




貴「あ、操おはよ」





そこまで言うと操に肩を掴まれた




貴「操、なっ.....何？」



今までの操の性格からは考えられない行動に、驚きを押さえられなかった






操「こっち」




腕を引っ張られて教室の隅っこに来るなり顔を近付けられ




操「好きなの？勇次郎くんが」









...........はい？








貴「え......友達だけど」




操「じゃあ何で一緒に登校してるの！」



貴「染谷くんといると楽しいし」





操は顔を離して考えこんだ






貴「操最近変だよ、どうしたの何か悩んでんの？」




操「A......」




貴「はい！」





操「勇次郎くんといると楽しいのよね？」




貴「うん」



操「勇次郎くんが他の女の子と話してたらどう？寂しい？」




貴「わりと、だって私には冷っ......ふぐうっ...！？」








いきなり後ろから手が出てきて口を塞がれてそのまま抱き締められた








貴「〜〜.....！！」









よくわからないけど感じたことのある温度に、何故か体が熱くなった









なんか操は顔を真っ赤にしてるし.....









口を塞がれている手をつかんで身をよじるとやっと解放される









でも抱きしめられている手は離されない








なぜか周りからはきゃー！という声が聞こえるし









貴「もー...誰？」









後ろを向くと









蔓延の笑みを浮かべた染谷くんがそこ
にいた

じゅーなな！→←じゅうごー

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