検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:85,993 hit

5日目 ページ6

田村「遅刻だぞ百合コラ」


百合「〇✕△□☆&#@ドドーン、ピッ!」

遠野「いや、分かんない分かんない」


田村「つーか、見ろよ百合。新入部員だとよ」


その言葉で、百合くんの視線が私に向く。

ピシリ、と体が固まった。

百合くんは、ユラっと私の方に歩みを進め、ぐっと顔を近づけた。


「ゆ、ゆりく…」


百合「……ンー、…ア"は…っ かわいー」


頬を赤く染め、ダラァっと涎を垂らす百合くん。

私を見て、一瞬動きが止まったように見えたけど…

気のせい、だよね。
だってまさか、私のこと覚えてるはずないもん。


田村「俺が先にヤんだからな!手ェ出すんじゃねぇぞ百合」


やる?!?!

「や、やるって何をですかっ……!」

田村「はァ?決まってんだろ、セッ」

「ぜっっっったいしません!!!」

明美「それはダメだよぉ、Aくん♪それがヤリ部のルールなんだからっ!」


「写真部ですよね?!」

遠野「Aくん、もうこの人達には何を言ってもダメなんだよ…はぁ」


遠野くん?だっけ。
この人はまともそうだ…。


田村「ってことで、だ!ちょっと出るぞA〜♪」


「はぁっ?!」

田村先輩に腕を掴まれ、どこかに連れていかれそうになる。

必死に百合くんに視線で訴えるけど、それも虚しく、百合くんとの間に距離ができていく。

百合くんはこちらを振り返ることも無く、無慈悲に閉まる部室のドア。

連れてこられたのは、使われていない空き教室だった。



「あ、あの…田村先輩…」


田村「おう。じゃあ、始めんぞ」


ジリ…と詰め寄られる。

背中が壁に当たる。



もう逃げられない。

6日目→←4日目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (300 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
611人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りりちゃん(プロフ) - あー!百合くん百合くん百合くん百合くん、、、いつでも更新してください、、、待ってます (2月26日 17時) (レス) id: 53400d6776 (このIDを非表示/違反報告)
エゴエゴにしてあげる(してやんよ) - 更新待ってます!  保健室って言う場所が卑猥ですよネ、 俺も友達と行ってみようかな、 (7月18日 22時) (レス) @page13 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーらん?(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になるところで終わった。 (2023年3月6日 21時) (レス) @page13 id: ba67977325 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 続きがぁぁぁ気になりますぅぅぅ…更新待ってます! (2022年7月19日 21時) (レス) @page13 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
aqua - 続き気になる〜‼︎ (2022年7月12日 7時) (レス) @page13 id: 31d5612d83 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はる | 作成日時:2019年8月3日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。