5日目 ページ6
田村「遅刻だぞ百合コラ」
百合「〇✕△□☆&#@ドドーン、ピッ!」
遠野「いや、分かんない分かんない」
田村「つーか、見ろよ百合。新入部員だとよ」
その言葉で、百合くんの視線が私に向く。
ピシリ、と体が固まった。
百合くんは、ユラっと私の方に歩みを進め、ぐっと顔を近づけた。
「ゆ、ゆりく…」
百合「……ンー、…ア"は…っ かわいー」
頬を赤く染め、ダラァっと涎を垂らす百合くん。
私を見て、一瞬動きが止まったように見えたけど…
気のせい、だよね。
だってまさか、私のこと覚えてるはずないもん。
田村「俺が先にヤんだからな!手ェ出すんじゃねぇぞ百合」
やる?!?!
「や、やるって何をですかっ……!」
田村「はァ?決まってんだろ、セッ」
「ぜっっっったいしません!!!」
明美「それはダメだよぉ、Aくん♪それがヤリ部のルールなんだからっ!」
「写真部ですよね?!」
遠野「Aくん、もうこの人達には何を言ってもダメなんだよ…はぁ」
遠野くん?だっけ。
この人はまともそうだ…。
田村「ってことで、だ!ちょっと出るぞA〜♪」
「はぁっ?!」
田村先輩に腕を掴まれ、どこかに連れていかれそうになる。
必死に百合くんに視線で訴えるけど、それも虚しく、百合くんとの間に距離ができていく。
百合くんはこちらを振り返ることも無く、無慈悲に閉まる部室のドア。
連れてこられたのは、使われていない空き教室だった。
「あ、あの…田村先輩…」
田村「おう。じゃあ、始めんぞ」
ジリ…と詰め寄られる。
背中が壁に当たる。
もう逃げられない。
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りりちゃん(プロフ) - あー!百合くん百合くん百合くん百合くん、、、いつでも更新してください、、、待ってます (2月26日 17時) (レス) id: 53400d6776 (このIDを非表示/違反報告)
エゴエゴにしてあげる(してやんよ) - 更新待ってます! 保健室って言う場所が卑猥ですよネ、 俺も友達と行ってみようかな、 (7月18日 22時) (レス) @page13 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーらん?(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になるところで終わった。 (2023年3月6日 21時) (レス) @page13 id: ba67977325 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 続きがぁぁぁ気になりますぅぅぅ…更新待ってます! (2022年7月19日 21時) (レス) @page13 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
aqua - 続き気になる〜‼︎ (2022年7月12日 7時) (レス) @page13 id: 31d5612d83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2019年8月3日 20時